1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

大谷翔平&アーロン・ジャッジ「球界のオスカー」〝ドタキャン〟の背景と6万円チケット購入者の反応

東スポWEB / 2025年1月27日 5時3分

米野球記者協会の夕食会でドジャース・大谷翔平のビデオメッセージが流れた

【ニューヨーク25日(日本時間26日)発】〝ドタキャン〟の背景と反応は――。全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部による「アワードディナー」が当地で開かれ、まさかの「主役不在」となった。ナ・リーグMVPのドジャース・大谷翔平投手(30)とア・リーグMVPのアーロン・ジャッジ外野手(32=ヤンキース)が、それぞれの事情で欠席。高額なチケットを購入し、豪華共演を心待ちにしていたファンたちからはさまざまな声が上がった。

イベントの目玉であるMVPスピーチでは〝ナマ大谷〟ではなく、会場に設置されたビジョンで約3分間のビデオメッセージが放映された。

英語でスピーチした大谷は「皆さん、こんばんは。出席できず、申し訳ありません。最近、ロサンゼルス(LA)で大火災が発生し、私たち全員に影響が及んだため、私や私の家族が出席することは非常に困難でした」と理由を説明するとともに謝罪した。

さらに、関係者への感謝を伝えた上で「私の美しい妻、いつも私のそばにいてくれてありがとう」と第1子を妊娠中の真美子夫人(28)への思いを吐露。最後に「この賞をLA全体、火災に立ち向かった救急隊員、消防士、そして消防署の皆さんの英雄的な努力にささげたいと思います。強く団結して、私たちはこの難局を乗り切ります」と結び、会場内からは大きな拍手が起こった。

この夕食会は各賞の受賞者らが出席し、表彰式を行うビッグイベント。今回の開催で100回目を迎え「球界のオスカー」とも呼ばれている。だが、ジャッジも妻の出産を理由に出席を見送り、節目のイベントはまさかの〝MVP不在〟の事態となった。

欠席した理由は異なるが、ファンからしてみればたまったものではない。無料イベントではなく、一般客は「1席395ドル(約6万1600円)」が必要。しかも、主催者が欠席を発表したのは前日のことだった。

突然の参加見送りを知らされたファンからすればドタキャン同然だが、ニューヨークの野球記者の一人によれば「大谷は1週間ほど前にキャンセルを伝えてきた。山火事が理由と言っていた」と証言。早い段階で出席を見合わせる意向を伝えていたという。

そうした事情を知らないファンたちはどう思ったのか。滞在費を含め、100万円以上をかけて日本から来たという50代の日本人夫婦は「大谷選手に会えなかったのは悲しいですけど、ロスの山火事とかいろいろあると思うんで頑張ってください」とエールを送った。

また、ニューヨーク在住のファンは「2人のMVPがいてくれたらよかったなと思うけど、子供が生まれそうだったり、災害に直面したりしていたら残念でも理解はできる。会は素晴らしかった。(大谷の)英語のスピーチは大変だったと思うから、ガッツがあると思った」と大谷に好印象を抱いた様子だった。

別の20代ファンも「僕は大谷が新人王を取った時にこのディナーに参加したんだけど、その時も彼は英語で話した。その時から比べると格段に英語力が上がったと思う」と〝成長〟を実感していた。

今季から代名詞の二刀流を復活させる大谷。投打で暴れ回り、3年連続のMVPを獲得して〝生スピーチ〟を披露できるのか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください