【阪神】新４番・森下翔太〝ダイナマイト打線〟藤村富美男さんと不思議な縁「背番号10の人ですよね」

90周年記念の特別ユニホームお披露目会見に臨んだ阪神・森下翔太

阪神・森下翔太外野手が２６日に、球団創設９０周年事業の一環として行われる「ＴＩＧＥＲＳ Ｂ―ＬＵＣＫ ＤＹＮＡＭＩＴＥ ＳＥＲＩＥＳ」（タイガースブラックダイナマイトシリーズ）着用ユニホームのお披露目会見に臨み「カッコいいデザイン。早く試合で着たい」と、クラシックな上下ブラックのデザインに満足そうな表情をみせた。

同ユニホームは１９４０年代後半の「大阪タイガース」時代に着用されていたデザインに着想を得たもの。初代ミスタータイガースと呼ばれる伝説の強打者・藤村富美男を４番に据えた当時の攻撃陣は「ダイナマイト打線」の異名で呼ばれ、戦後間もない時期の虎党たちを熱狂させた。

藤川新監督から今季の４番打者として指名されている森下は、くしくも藤村と同じ８月１４日生まれ。森下も「藤村さんの名前は知っています。永久欠番の背番号１０の人ですよね。誕生日も同じですし、乗っかっていきたい」と〝虎の４番の系譜〟に名を連ねる責任感に表情を引き締める。

「抜け目のない打線になるように、軸となるところに自分がいて活躍したい」と語った背番号１は「打ってほしいところで打てる打者でありたい。周囲に期待感をもたせるような打者になれれば」と抱負を口にした。