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【阪神】他球団が注視する〝リリーフ出身〟藤川監督の強み「どのような采配をみせてくれるか楽しみ」

東スポWEB / 2025年1月27日 6時3分

阪神・藤川監督

阪神は藤川球児監督(44)が率いる新体制で2月1日から春季キャンプを沖縄・宜野座でスタートさせる。

2020年まで現役選手としてタテジマに身を包んでいただけに、選手との距離感は近い。チーム内のコミュニケーションを密にする姿勢、複数ポジション制の採用を示唆するなど独自色を打ち出しているが、指揮官としての采配能力などは当然ながら未知数だ。

注目すべきは藤川監督が球団史上初となる「リリーフ出身監督」という点だ。虎に投手出身監督が誕生したのは、03年限りで勇退した星野仙一さん以来22年ぶり。生え抜きに限定すると、村山実さん(1988~89年)以来36年ぶりとなる。その中でも救援を主戦場としてきた若き虎将は、今季で創設90周年を迎える猛虎史をひもといても皆無といえる。

セ球団の戦力分析担当者は「高津さん(現ヤクルト監督)の采配を見ていて思ったのですが」と前置きし、こう語る。

「リリーフ出身の監督というのは、試合の勝負どころでの勘の良さや読みの鋭さに一日の長があるのかもしれない。常に『打たれたら最後』という〝キワキワ〟の状況を出番にしてきた人たちですからね。評論家時代の藤川監督がテレビ解説で戦況をズバズバ言い当てていたのも納得がいく。敵チームではありますが今後、真剣勝負の公式戦でどのような采配を見せてくれるか楽しみ」

投手分業制が確立してからまだ30年程度の歴史しかないため、NPB全体を見渡してもリリーフ出身監督は前出の高津監督や元中日監督の与田剛氏など、前例は数えるほどしかない。打者は1試合で平均4、5打席程度の出番が回り、先発投手は長いイニングをトータルで抑え切る。試合終盤の僅差の〝鉄火場〟だけを生き場所としてきた藤川監督の手腕や長所はどう発揮されるのか。

与田元監督は厳しいチーム事情もあり在任3年間で5位→3位→5位と結果に恵まれなかったが、高津監督は就任2年目の21年から2年連続でリーグ制覇。今季で指揮官6年目と長期政権を築きつつある。火の玉クローザー監督の手腕次第では、今後の球界のトレンドに変化が起きるかもしれない。

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