小笠原慎之介 ナショナルズＧＭが厳しい競争予告も「メジャーの先発投手として契約した」

小笠原慎之介

中日からポスティングシステムでナショナルズと２年契約した小笠原慎之介投手（２７）について編成本部長マイク・リゾ氏は２５日（日本時間２６日）にワシントン・ポスト紙、スポーツ専門局ＭＡＳＮなど地元メディアに対し、「メジャーリーグの先発投手として契約した」と語り、先発ローテーションの一角として考えていることを明かした。

ＭＬＢ公式サイトが紹介した動画によれば、リゾ氏は「私が思うに、彼は過去４、５年、先発として１５０～１６０イニングを投げており、素晴らしい球種を持っていて、（配球など）十分なレパートリーを持っている。それに、彼は耐久性と持続力を持っており、我がチームの先発投手として活躍してくれると信じている」と期待を寄せている。

一方、「もちろん、彼は先発ローテーションのスポットを獲得しなければならない。先発ローテーションの５つのスポットを巡り、若くて優秀な選手たちが激しく争うことになるだろう。もし彼がメジャーリーグに間に合わないなら、我々はいつでも彼を３Ａに降格させて、シーズン中に彼を昇格させることもできる」と厳しい競争を予告。「だが、我々は彼が先発ローテーションのスポットを獲得すると見ているし、（キャンプ中は）いい競争が繰り広げられると思う」と付け加えた。

ワシントン・ポスト紙（電子版）によれば、左腕ゴア、アービン、ソロカの両右腕がローテーション入りがほぼ確実。小笠原は４、５番手と見込まれている。オープン戦で与えられる機会で結果を出して、開幕から先発ローテをつかみ取りたいところだ。