韓国のＷＢＣ〝失態男〟が今オフのＭＬＢ挑戦を視野「悔いのないシーズンを送って挑戦したい

２３年のWBCに出場したカン・ベクホ

韓国ＫＴウィズのカン・ベクホ（２６＝姜白虎）内野手が契約更改し、１４１％アップの年俸７億ウォン（約７６００万円）でサインしたことを球団が発表した。８年目での最高額だったキム・ヘソン（ドジャース）の６億５０００万ウォン（約７０００万円）を超えて過去最高額となった。昨季は１４４試合に出場して打率２割８分９厘、２６本塁打、９６打点とタイトルはないながら全部門で活躍を見せ、主砲としての役割を果たした。

カン・ベクホと言えば一昨年のＷＢＣで二塁打に大喜びしてベースから足が離れてタッチアウトになる大失態を演じたほか、三振して振り逃げできる状況ながら走らずにアウト。負け展開でベンチでガムを口からぶら下げる無気力な表情がテレビで流されるなど、韓国メディアからも「１次リーグ敗退の元凶」と猛批判された。

その年はＫＢＯでもケガで奮わなかったが、そんな〝やらかし男〟も昨年は全試合に出場して見事に復活。順調なら今シーズンオフにＦＡとなり、ＭＬＢ挑戦にも必要な条件を満たし、すでに昨秋にキム・ヘソンとともにＭＬＢから身分照会を受けている。

先日、イ・デホのユーチューブチャンネルに出演したカン・ベクホは「内面の弱い部分を取り除き、自信を取り戻したい。３０本塁打、１００打点、３割。必ずやりたい」と今季の目標を掲げ、ＭＬＢ挑戦について「まだ準備ができていないと考えているので、もう少し頑張ってみます。昨季は悔しいことが多かったので、悔いのないシーズンを送って挑戦するつもりです」と胸の内を明かしている。