【センバツ】98年ぶり大阪勢不在に田端ブラザーズが警鐘「大阪枠に終止符が打たれた」

田端良基氏

第９７回選抜高校野球大会（３月１８日開幕）で９８年ぶりに大阪勢の出場がないことに大阪桐蔭ＯＢで高校野球ユーチューバー「田端ブラザーズ」の田端良基氏（３０）が危機感を募らせた。

近畿地区６枠は近畿大会４強の東洋大姫路、智弁和歌山、市和歌山、天理に加え、８強入りの滋賀学園、滋賀短大付の滋賀勢２校。滋賀学園は１回戦で大阪桐蔭に逆転勝ち、滋賀短大付も１回戦で履正社とそれぞれ強豪を下したことが評価され、同じく８強だった大阪学院大高が涙を飲んだ。

非情な結果に「大阪勢が選ばれると思っていた。大阪は終わったのかどうか…」とショックを隠せないながら「滋賀勢は大阪のワンツーに見事に勝利したということで滋賀勢のチーム力を評価した。僕も同じことを言っていました。過去には近畿大会に未勝利でも大阪が出れていた歴史があったらしい。大阪枠が存在するとまで言われていたが、それが終わった。高野連は見事な判断だったと思う」と選考結果にうなずいた。

地元であり、高校球界をリードしてきた大阪勢だが、今回は滋賀の２校が大阪、京都を押しのけての選出。田端氏は「大阪枠に終止符が打たれた。これから大阪は勝たないと出れない時代。ある程度、大阪だから大丈夫だろう、という甘い評価はもうしてくれない」と警鐘を鳴らしていた。