会見のフジテレビをＴＢＳ番組が批判 ホラン千秋「語られていない事実があるんじゃないか」

ホラン千秋

ＴＢＳ系「Ｎスタ」が２７日放送され、キャスターで同社の井上貴博アナウンサー、キャスターでタレントのホラン千秋がフジテレビを批判した。

フジテレビはこの日、都内の同局で元タレントの中居正広氏の女性トラブル対応をめぐって記者会見を開いた。「Ｎスタ」は３時間の放送時間のほとんどを使い、特集して伝えた。

中居氏の女性トラブル情報については女性Ｘ子さんに配慮し、フジの港浩一社長らごく一部の関係者間で共有された。ただ、この手の問題を担当するフジのコンプライアンス推進室に伝えていなかったことが疑問視されている。

井上アナは「記者会見の中で『（Ｘ子さんの）プライバシーを保護するために』という言葉が何度も使われたけど、（フジのコンプラ推進室と）情報共有がなされていない。企業としてガバナンスの〝基本の基〟がなっていなかったことが明らかになった」と首をひねった。

ホランは「フジテレビとしてはあくまで女性が〝誰にも言わないでほしい。誰にも知られないまま現場復帰したい〟ということを最大限、大切にしてきた」と切り出す。

「最大限女性の意思に沿っているはずだけど、女性は今でも一部報道ではフジテレビを許せないとか怒っているという感情を表明している。それを考えると、記者会見で語られていない事実が、女性の気持ちを最大限尊重していない事実があるんじゃないか。意思に沿っていたら、そこまで怒りを感じ続けることはないと思う」と厳しく指摘した。