古橋亨梧 新天地レンヌで活躍できるか…武田修宏氏が指摘する〝モデルチェンジ〟の必要性
東スポWEB / 2025年1月28日 5時3分
フランス1部レンヌが27日、スコットランド・プレミアリーグのセルティックに所属する日本代表FW古橋亨梧(30)の獲得を発表した。契約期間は2年半。現地メディアによると、移籍金は1200万ユーロ(約19億5000万円)とみられる。セルティックで得点を量産してきたストライカーの新たな挑戦は成功するのか。元日本代表FW武田修宏氏(57=本紙評論家)は〝モデルチェンジ〟の必要性を説いた。
日本屈指のストライカーがスコットランドを飛び出し、自身初となる欧州5大リーグに挑む。
2021年夏にJ1神戸から加入したセルティックでは、1年目から得点ランキング2位となる12得点をマーク。続く22―23年シーズンは、日本人初となる欧州主要リーグでの得点王(27ゴール)に輝き、チームの国内3冠達成に大きく貢献した。その後も安定した活躍を見せている。
そうした実力を評価されてのフランス行き。武田氏は「3シーズン半プレーしてきて個人としてもチームとしてもタイトルを獲得したわけだし、違うリーグで自分を試したい気持ちはあったんじゃないか。文化も考え方も違うリーグに挑戦するのは非常に大事」と決断を後押しする。
新天地でも得点を量産していくために、武田氏は進化を求める。レンヌが降格危機の16位に沈むことを踏まえ「セルティックは(リーグ内で)上位のチームだから、ある程度パスが来て点が取れる。けど、下位チームだと(対戦相手との実力差から)パスもあまり来ない。点を取るだけじゃなくて、体を張って起点をつくるとか、自分で突破するとか、FWの役割は増えると思う」と指摘した。
また、スコットランドとは異なるリーグ環境には注意を促す。「フランスは、身体能力の高いアフリカ系選手がより多い。フィジカルコンタクトも強くなるし、そういったところも対応できるようになる必要がある。それに、ピッチコンディションが悪いところもあるみたいだし、とにかくケガだけはしないようにしてほしい」。
課題はあるが、それを克服して活躍につなげていけば、新たな未来が開けてくる。「フランスリーグの方がレベルは高い。パリ・サンジェルマンとも対戦がある。そういうリーグで結果を出せば、2倍、3倍のアピールになると思うし、日本代表にも確実に入ってくる」。森保ジャパンでは定着しきれていないが、進化を証明すれば、一気に序列を変えてしまうことも不可能ではない。
自身も現役時代に点取り屋として活躍しただけに「ストライカーは本当に結果が全て。セルティックと同じくらいの数字を出してほしいね」と期待を寄せる。フランス仕様の新境地を見せて大暴れなるか。
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