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フジテレビ10時間超会見に社員失望…皮肉にも高まった〝日枝タブー〟 中居問題への関与否定も逆効果

東スポWEB / 2025年1月28日 6時18分

会見に出席したフジテレビ・遠藤副会長(左)と、前社長の港浩一氏

〝フジのドン〟が表に出てくる日は来るのか。女性トラブルで芸能界を引退した元タレントの中居正広氏(52)を巡り、同局の社員が関与したとする一連の問題を受け、フジテレビが27日に異例の10時間半会見を行った。フジテレビ会長の嘉納修治氏(フジ・メディア・ホールディングス会長)とフジテレビ社長の港浩一氏(フジ・メディアHD取締役)の辞任を発表したが、フジ社員や労組が求めた日枝久取締役相談役(87)の姿はなく紛糾。これには社員から「〝日枝タブー〟だ」と失望する声が上がっている――。

この日の会見は出席するメディア、質問数、会見時間など無制限で行われ、191媒体、437人が参加。午後4時からスタートし、休憩を挟み日付をまたいで午前2時23分に終了する約10時間半の異例のロングラン会見となった。

会見には嘉納氏、港氏、遠藤龍之介フジテレビ副会長、金光修フジ・メディアHD社長が出席。冒頭で嘉納氏と港氏が謝罪の言葉を並べ、それぞれ会長と社長の辞任を発表し、フジテレビ新社長には清水賢治フジ・メディアHD専務取締役の就任が発表された。

だが、フジで社長と会長を歴任し、フジサンケイグループ代表で、同局に強く影響力を持つといわれる日枝相談役は出席することはなかった。

フジ社員の話。

「今回のトラブルが発生したのも、その後の対応にガバナンスの欠如があらわになったのも遠因には、フジの企業風土があるから。そんな会社を作ったのは、日枝さんにほかなりません。だからこそ23日の社員説明会で、日枝さんをはじめ全役員の総退陣を求める声を上げた際、もっとも大きな拍手が起きたし、フジの労働組合も日枝取締役の出席を2度も求めたのです」

日枝氏が欠席したことについて嘉納氏は「本事案に関しまして、日枝取締役相談役は関与しておりませんし、基本的に業務執行をやっておりません。この会見に出る必要がないと考えております」と説明。今後、会見出席を求めることについては「ご本人が判断すること」と明言することはなかった。

日枝氏の進退も取り上げられたが、歯切れの悪さが目立った。清水氏が「第三者委員会の結果を受けて(日枝氏を含めた)体制の刷新を考えなければいけない」とすれば、遠藤氏も「日枝も進退の話はしている」と語るにとどめた。これには記者席から「なんで逃げるんだ」とやじも飛んだ。

「経営陣からは日枝氏が何を語ったのかも、まったく明かされなかった。いまだ〝日枝タブー〟が存在するような印象を受け、『これで生まれ変われるのか』と社員からは失望の声があふれている」(同)

紛糾したのは、日枝氏の件だけではない。2023年6月の事案発覚後も中居氏のレギュラー番組「まつもとtoなかい」が継続されたことにも質問が集中した。同番組は23年4月に始まったばかりだったため、唐突に終了して臆測を呼ぶことを危惧したという。ところが、24年1月に松本人志が活動を休止。このタイミングならば終了しても不自然ではないが、番組名が「だれかtoなかい」になっても継続された。港氏は「いま振り返れば、対応に至らない点があった」と反省の弁を繰り返した。

第三者委員会の結果が出るのは3月末。中居氏と女性のトラブルにフジ社員は関与していたのか。そして類似の事案や事後の対応、再発防止をどうするのか。社員たちは不安な目で見つめている。

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