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【ブルーリボン賞】新人賞・早瀬憩 俳優業の原点は〝幼少期からの蓄え〟「年間365冊の読書」

東スポWEB / 2025年1月29日 5時13分

ブルーリボン賞新人賞・早瀬憩

在京スポーツ紙7紙の映画担当記者(東京映画記者会)が選考する「第67回ブルーリボン賞」各賞が決まり、29日に発表した。新人賞は早瀬憩(いこい=17)で、「違国日記」「あのコはだぁれ?」が支持された。

「違国日記」は、両親を交通事故で亡くした15歳の少女が小説家との同居を開始し、年齢も性格も異なって互いを理解できず葛藤しながらも向き合っていく物語。少女役の早瀬と小説家役の新垣結衣(36)のダブル主演で、早瀬にとっては初主演作だった。

撮影で右も左も分からず、撮影で迷ったり、悔しさを感じたりした時、新垣に掛けられた「そのままでいいよ」という言葉が心の支えになった。「(新垣は)背中ですべて見せてくださって」。似た性格の2人は相性がよく、新垣も「私たちマイペースだよね」と認めていたという。

「あのコ――」はその直後に撮影された。夏休みの補習授業で、いないはずの生徒が怪奇現象を起こす学園ホラー。早瀬は補習授業を受ける生徒役を演じた。

ホラーが苦手でかつ、海外映画を見たこともなかった。これまでホラー映画でヒットを飛ばし、「あのコ――」でメガホンを取った清水崇監督に「勉強したい」とオススメの名作を聞き、「シャイニング」「リング」「オーメン」で予習した。

中学1年の時、「この業界に足を踏み入れた」当初、興味のあるさまざまな仕事をした。その中で芝居をしている時の自分は一番生き生きしていると気づいた。

俳優を目指そうと思った原点を聞かれると、しばらく考えた。その上で「あっ、あるかも」と挙げたのが読書。中学時代はなんと、年間365冊読んでいたという。

「登場人物を自分に置き換えたり、物語の中に自分が没入したかのようにしたりして、結構読むんですね。そういうのは幼少期からの蓄えで、今に生かされているのかな」

芝居の魅力については即答した。

「めっちゃかわいいってわけでもないし、何が日本一ってわけでもないし…。そういう取り柄がない私にとって、演じている間だけは自分じゃない魅力的な人の人生を歩めるというのが、お芝居をしていて一番楽しいことかなと思います」

新垣のことを「自分の道しるべとなるような人」と表現し、「やっぱり結衣さんのように、全国民に愛されるようなそういう俳優になりたい」と目を輝かせた。

受賞者は以下の通り。

作品賞 「侍タイムスリッパー」(安田淳一監督)
監督賞 入江悠監督「あんのこと」
主演男優賞 山口馬木也「侍タイムスリッパー」
主演女優賞 河合優実「あんのこと」「ナミビアの砂漠」
助演女優賞 小泉今日子「海の沈黙」「碁盤斬り」など
助演男優賞 大沢たかお「キングダム 大将軍の帰還」
新人賞 早瀬憩「違国日記」「あのコはだぁれ?」
外国作品賞 「オッペンハイマー」

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