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森田健作と東京タワー&マザー牧場社長の前田伸氏がトーク 経営難を乗り越えた力学

東スポWEB / 2025年1月30日 5時8分

森田健作(左)の番組に出演した前田伸氏

俳優の森田健作がホストを務めるBS日テレ「人生ケンサク窓」(2月8日、22日、午前9時)に、東京タワーを運営する「TOKYO TOWER(旧日本電波塔)」と千葉県のマザー牧場の代表取締役社長・前田伸氏が出演。このほど都内で収録が行われた。前田氏は「森田さんとも知り合うなど、人との縁に助けられてきた」と人生の教訓を語っていた。

「知事になってマザー牧場を伺ってからの付き合いになる」と緊張気味の前田氏に語り掛けた森田。前田氏の父親・前田久吉氏は「日刊工業新聞」(現在の産経新聞)の創業者で、その後、東京タワーやマザー牧場を創設。一方で参議院議員なども務めるなど政財界に大きな影響力を持ってきた。

その関係で「自宅には多くの著名人が訪れていた」と松下電器(現パナソニック)の松下幸之助氏など著名人が訪ねてきたという。中学から慶応義塾で学び、大学は法学部に進む中で「経営に興味を持つようになった」と前田氏。

大学を卒業した1987年に大阪銀行に就職。バブルが崩壊した90年にマザー牧場の副社長に就任すると、92年には代表取締役となった。

「経営者難で銀行業から牧場業に呼び戻されたんです。ただ、副社長や社長と言っても入場券切りや駐車場の整理なども経験しました。しかも、バブル崩壊で人員の整理などにも直面して正直言って大変でした」と語った。

2005年には、東京タワーの社長を務めていた兄の福三郎氏が急逝したことから、東京タワーの社長も兼務することに。ただ、会社には100億円もの負債が発覚したと言う。前田氏は返済のための新たな事業として観光事業の強化を図った。「タイミングが良かった。リリー・フランキーさんの小説が映画化(『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』)されたことで注目を集めたんです」と振り返った。

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