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井上尚弥挑発のアフマダリエフ 今秋の対戦浮上するや手の平返し「今すぐにとは…」

東スポWEB / 2025年1月30日 12時38分

キム・イェジュン(左)を攻める井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)との対戦を熱望しているWBA同暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が一転〝手のひら返し〟だ。

アフマダリエフは井上の指名挑戦者でありながらも対戦が実現しないことに挑発を繰り返していた。米専門誌「RING」によると、暫定王者は「私たちは『次の試合、次の試合』と言われ続け、その間に試合を追加し続けることは耐えられないし、できない。そうでなければ先に進むべきであり、井上はWBAベルトを手放すべきだ」と主張したという。

その一方で、アフマダリエフは「私のチームは(サウジアラビア娯楽庁長官の)トゥルキ・アラルシク殿下と素晴らしい関係を築いている」とし、井上が同娯楽庁が主導する「リヤド・シーズン」とスポンサー契約を結んでいることから「私は希望を持っている。なぜならアラルシク殿下が望むなら、それはかなえられるとわかっているからだ」と語っている。

ただ、井上所属ジムの大橋秀行会長が春に米ラスベガスでWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)と対戦後の秋にもアフマダリエフと戦うことになると語ったことに「素晴らしい計画のように聞こえる。しかし現実的には契約が必要だ」とし「関係者全員と協議せずに『彼は今すぐに私と戦わなければならない』とは言いたくない」と発言。これまでの強気な姿勢から一転し、慎重な見解を示した。

井上側はピカソ、アフマダリエフと対戦後、フェザー級に上げてWBA同級王者ニック・ボール(英国)と激突する構想だが、果たして〝プラン〟通りにマッチメークは実現するだろうか。

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