山口真由氏 文春の“延長”主張を疑問視「純粋な事実というよりは評価が入ってる」

山口真由氏

ニューヨーク州弁護士で信州大学特任教授の山口真由氏が３０日「Ｘ」（旧ツイッター）を更新。

週刊文春は電子版で「訂正」として１２月２６日発売号掲載の事件当日の会食に関する記事について「Ｘ子さんはフジの編成幹部Ａ氏に誘われ」としていた部分を「その後の取材によりＸ子さんは中居に誘われたとしていましたが、その後の取材により『Ａ氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた』ということがわかりました」と説明し「お詫びして訂正いたします」とした。

さらに３０日には電子版で週刊文春の竹田聖編集長が声明を発表。橋下徹氏の指摘を受け「当該記事に、訂正を追記しました。改めてお詫び申し上げます」と謝罪した。

ただ、トラブル当日については「Ｘ子さんが『Ａさんがセッティングしている会の“延長”だったことは間違いありません』と証言しています」と、Ａ氏がトラブルに関与していたとの見方を示している。

こうした報道を受け山口氏は「『“延長”だったことは間違いありません』は純粋な事実というよりは評価が入ってる」と指摘。

続けて「当事者がこう思うのは全く問題ないとして、事実と評価を意図的に混同する『文春砲』の手法に、疑義を抱かずに乗っかって報じる他の媒体はどうなんだろう」と“延長”という個人的な思いを、そのまま報道するメディアの姿勢を疑問視した上で「『調査』でなく『告発』が報道の中心になっていいのかなと」とつづっている。