【高松競輪・ＧⅢ玉藻杯争覇戦】橋本瑠偉「玉野から使い始めた新車はいいかも」

復調は明らかな橋本瑠偉

高松競輪の大阪・関西万博協賛ＧⅢ「開設７４周年記念 玉藻杯争覇戦」が３０日、開幕した。橋本瑠偉（２９＝栃木）は、一級品のダッシュで白星スタートを飾った。

初日一次予選２Ｒは２車で初手は後ろ攻め。切らせてもらえず再び８番手に戻ったが、２角過ぎからのまくりでのみ込んだ。「成田（和也）さんのところを乗り越えられればイケると思っていた。もう少しキレがあればいいかな、というのはあるけど前回も状態は良かったし（２場所前の）玉野から使い始めた新車はいいかも」と上昇カーブを描く準備は万端だ。

２０２２年にここ高松でＳ級初優勝を飾り、一昨年も３Ｖと順風満帆かと思われたが昨年は優勝ゼロ。「去年は成績が悪かったので今年は特別競輪にも出られなさそう。今年は結果を残してまたＧⅠ、ＧⅡを走りたい」。苦難を経験したことでより気持ちは強く、たくましくなっている。

目標とする存在には「真杉匠、森田優弥」と同じ１１３期の名を挙げる。「平原（康多）さんや武田（豊樹）さんに安心して付いてもらえるくらいになりたい。それが自分のモチベーションにもなりますし」。歴史を刻む先輩からの信頼を求めて日々鍛錬を続けている。今節は「決勝進出を目標に、最低でも（最終日に）特秀は走れるように」。ノルマ達成へ向け二次予選も快速飛ばして突破する。