Ｇリーグオールスターに不振の富永啓生が選出で物議「日本からの組織票で…」「本人も辛い」

富永啓生（ロイター＝USA TODAY Sports）

米プロバスケットボールＮＢＡ下部のＧリーグが２９日（日本時間３０日）、オールスター（２月１６日、サンフランシスコ）の出場選手を発表した。旋風を巻き起こしているハッスルの河村勇輝がファン投票で文句なしの１位選出。一方で、不振にあえいでいるマッドアンツの富永啓生も１０位で選出されて波紋を広げている。

河村はツーウェー契約でＮＢＡグリズリーズでも徐々に出場機会を増やしつつ、下部Ｇリーグのハッスルでは格の違いを見せつけて、１２試合に出場して１試合平均１５・２得点、９・２アシスト、１・４スチールと傑出したパフォーマンスを披露している。

だが、富永は途中出場が多く１４試合でわずか平均０・９得点と低迷。武器であるはずの３ポイントシュートが決まらず、Ｇリーグで通用しているとは言い難いが、なぜかオールスターの大舞台に選出された。

富永の〝不可解選出〟をめぐってネット上では議論が沸騰。「意味わからん。試合出てないだろ？」「河村はわかるけど、富永全然試合出てないし活躍もしてないのに、日本からの組織票で選ばれるのは本人にとって精神的にキツいんじゃないか？」「Ｇリーグオールスターに河村選手が選ばれて嬉しい気持ちもあるが、他方で全く活躍できてない富永選手が１０位に入っているとなると、組織票かな、と思い残念になる」などと日本からの組織票が大きく影響しているとの指摘が相次いでいる。

また「富永選手…日本からファン投票集まり過ぎたのか、リーグ主催者が日本市場を意識しての推薦枠か？本人もこんな成績で出場とか辛いでしょ」「これはもう投票の仕方に問題があるわけで…」と富永のモチベーションを不安視する声や、投票方法に対する疑問視など意見が百出している。

〝まさかの球宴選出〟が物議を醸している。