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人間国宝・故桂米朝さんの顕彰碑除幕式 桂米團治「こんなこと想像だにしなかった」

東スポWEB / 2025年1月30日 19時8分

「桂米朝の顕彰碑除幕式」に出席した桂米團治

落語家・桂米團治、桂南光、桂米二らが30日、大阪・住吉大社で行われた「奉告祭」に出席し、その後「桂米朝顕彰碑除幕式」を行った。

2015年に89歳で亡くなった上方落語界の人間国宝・桂米朝さんの没後10年、生誕100年を記念し、住吉大社、門前町粉浜商店街、うどんや風一夜薬本舗、桂米朝一門門弟一同が寄贈した。一昨年10月に顕彰碑建立が発案され、今月28日に高さ約2メートル、横幅約2メートルの顕彰碑が、神社境内の神館近くに建立された。

米朝さんは2003年から住吉大社で落語会「升の市住吉寄席」を行っており、楽屋で色紙に書いた「一期一会」の文字が碑に掘られた。

同神社の神武磐彦宮司は「石材については住吉大社に眠っていた丹波の石」と説明し、さらに「住吉大社に人間国宝の桂米朝さんの碑を建てたいと一番に声を上げた。米團治さんに相談したところ『ぜひ』ということになり、ここに決まった」と誇らしげに語った。

長男で落語家の桂米團治は「こんなこと想像だにしなかったので、驚くと同時にありがたいなと思いました」と感謝した上で、「顕彰碑を建てるなら、この神館で書いた米朝師匠の揮ごうによる字を使いたいと宮司さんがおっしゃった」と振り返った。

米朝さんの孫弟子・桂南光は「亡くなられて10年たって、生きておられたら100歳ですけど、これから50年100年たっても、顕彰碑によって米朝師匠の素晴らしさが先の人(にも伝わる)。東京の三遊亭圓朝のように『すごい噺家だった』ということが残っていくんじゃないかなと思ってとても感激しております」と祝辞を述べた。

除幕式の2日前に顕彰碑が完成したと聞いた米朝さんの弟子の桂米二は「万博みたいやな」とこぼしていた。

最後に神武宮司は「顕彰碑にしめ縄を張っておりました。この除幕式をすると米朝さまのおみたまがお静まりになる。これでみなさまがお参りをすると米朝さまとお話ができる」と説明していた。

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