笑福亭鶴瓶「スシロー」削除は〝過剰反応〟か 広告業界からは理解を示す声

笑福亭鶴瓶

タレントの笑福亭鶴瓶（７３）がＣＭキャラクターを務めていた回転ずしチェーン「スシロー」のＣＭが削除され、物議を醸している。

２５日の週刊文春電子版で鶴瓶は２０２３年５月、都内にある元タレントの中居正広氏（５２）の自宅で同氏やヒロミ、女性Ｘ子さん、フジテレビ幹部Ａ氏、同局の女性アナウンサーら１０人ほどでバーベキューをしたと報じられた。鶴瓶と中居氏は親交が深い。同氏は直後の同年６月、Ｘ子さんとの間でトラブルを起こし、これが昨年１２月に明るみに出て今月２３日、芸能界を引退した。ヒロミは同２８日に日本テレビ系「ＤａｙＤａｙ．」で中居氏や鶴瓶らとバーベキューをしたことを認めている。

鶴瓶のスシローのＣＭはスシロー公式サイト、テレビ＆ウェブＣＭで展開されていたが、２９日夕方までに削除された。

スシローを運営する「株式会社ＦＯＯＤ ＆ ＬＩＦＥ ＣＯＭＰＡＮＩＥＳ」は取材に「現時点では、広告物等についての掲載を差し控えさせていただいております。この度の件は、お客さまから様々な声をいただいておりましたことを踏まえ総合的に判断し対応しております」と説明。「今後につきましては、社内で検討中です」としている。

ＳＮＳ上では、中居氏の女性トラブルとの関連を指摘する投稿が相次ぎ、同社の対応を「過剰」とみる意見が多い。広告代理店関係者の話。

「スポンサーはイメージが最優先。我々（代理店かいわい）の間ではスシロー側の措置に理解を示す声があります」

スシローと言えば２３年１月、岐阜市の店内にあったしょう油差しをなめられるスシロー〝ペロペロ事件〟の被害に遭った。

「スシローに同情が集まった後、鶴瓶さんはスシローのＣＭに出演。〝スシローの救世主〟と称されました。もともとすし好きだけど高級店ばかりだったとか。回転ずしはスシローのＣＭキャラに起用されて行くようになり、それ以降テレビやラジオの番組でたびたびスシローのことを口にしています」（テレビ局関係者）

中居氏の女性トラブルが報じられる前の昨年１２月２日、東京・ニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」の収録に参加した鶴瓶は中居氏を「スシローに連れて行こ」と話していた。その時はまさか自身のＣＭが削除されるとは思ってもみなかっただろう。