【阪神】佐藤輝明 〝外野争い参戦〟に若虎たちが戦々恐々「決めるのは僕たちではないので…」

複数ポジションに挑戦する佐藤輝明

阪神・佐藤輝明内野手（２５）が３０日に沖縄・宜野座村野球場で行われている先乗り合同自主トレに合流した。

冷たい風が吹く中、チームで一人だけノースリーブ姿でグラウンドに姿を現し、シートノックや打撃練習で汗を流した。「いやあ～、外で動くのはいいですね。動いてる時は全然寒くなかったですけど、今はめっちゃ寒いです」と笑顔で振り返った。

藤川球児監督（４４）からは三塁に加え、外野の守備にも就かせ、〝複数ポジション制〟とすることを明言されている。沖縄には外野用グラブも持参したといい「頻度や流れはまだ分かんないですが、コーチと話し合ってという感じかなと。いろんなポジションを守れた方が幅が広がると思うし、外野も守れるところを見せたいです」と意気込んだ。

まさに〝やる気満々〟な虎の主砲に戦々恐々としているのが、これまでシ烈な外野のレギュラー争いを繰り広げてきた若虎たちだ。あるナインは「仕方ないというか、外野も守る守らないを決めるのは僕たちではないので。自分に与えられたポジションでしっかりと結果を出したいです」としながら「やっぱり譲れないというか、自分のポジションをしっかり守れればと思います」と率直な思いを明かした。

また、別の外野手は「もともとポジション争いが激しい場所なので…。あまり周りを気にしすぎず、自分のやるべきことをやって、レギュラーを取りにいきたいです」と力を込めた。

レギュラーでは抜群の守備力を誇る近本、侍ジャパンの４番も張った森下が控える中、佐藤輝まで加わってくる今春キャンプ。より激しさを増す競争を勝ち抜き、最後にスタメンをつかみ取るのは誰なのか――。