弱い相手としか… 井上尚弥めぐる懐疑論を米記者一蹴「どれほど傑出した存在か」
東スポWEB / 2025年2月1日 5時8分
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)は、今春に米ラスベガスでWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)の挑戦を受ける見通しとなっている。
久びさに米国で試合を行うことになるが、一部米国メディアや同国の一部ボクシングファンは、「弱い相手としか対戦していない」などと、井上の実力を疑問視している。
1月24日にWBO同級11位・金芸俊(キム・イェジュン=韓国)にKO勝利した後、米メディア「ボクシングニュース24」は「米国のファンは、井上が実力者である以上、対戦相手もそれなりの実力者でなければならないと考えている」と主張していた。
これに米メディア「ボクシングシーン」はボクシングに精通するジャーナリストの見解を伝えた。デクラン・ウォリントン氏は「歴史上、他の王者たちをすべて倒し、その階級から挑戦者となり得る可能性のある選手を完全に一掃し、それを2階級連続で制覇した選手が何人いるだろうか」とした上で、こう主張した。
「オレクサンドル・ウシクとテレンス・クロフォードは、いずれも自分の階級に定着するために戦い、いきなり王座に挑んだわけではない。井上のようにリスクを冒しながらも結果を残した現役ボクサーは他にいない。井上は、デビューから3度、その階級で最強の相手と戦ってきた」
さらに「井上はあらゆるスタイルのファイターと対戦しており、そのキャリアの半分は世界タイトル獲得に十分な実力を持つファイターとの対戦であり、その多くは複数の階級を経験してきた選手だ。実に85%近くが、タイトルマッチ挑戦に十分な実力を持つ選手との対戦であった」と指摘した。
またトリス・ディクソン氏は、ウォリントン氏の意見に同意し「(米国の)世間一般が井上の対戦相手を知らないことが、痛手になっている。我々のように彼の偉業を理解する人々にそういうことはない」。全員とは言わないまでも米国内で知名度の低い対戦相手ということが、井上の懐疑論の一因というわけだ。
さらにディクソン氏は、金のプロモーターを務めたマイク・アルタムラ氏が、現状より2階級上のスーパーフェザー級で王者になれると語ったことを引き合いに「たとえ即座に実現しなくても、その可能性が語られていること自体、井上がどれほど傑出した存在であるかがわかる」との見解を示した。
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