【日本ハム】中日から新加入の福谷浩司がキャンプ初日からブルペン投球 新庄監督も見守る

初日からブルペン入りした日本ハム・福谷浩司

中日からＦＡ移籍で日本ハムに加入した福谷浩司投手（３４）が１日、キャンプイン初日から早くもブルペン入り。新庄剛志監督（５３）や大勢の報道陣、球団関係者が見守る中、力強い投球を見せた。

この日午前中にアップやキャッチボールを終えると直後にブルペン入り。真新しい背番号４１のユニフォームに身を包んだ右腕は中日時代に同僚だった郡司裕也捕手（２４）を相手に序盤から力強い直球やキレのある変化球を披露。「元中日バッテリー」で息が合ったのかキャンプ初日から計６９球を投げ込んだ。

新天地での初ブルペンを終えた右腕はこの日の投球の感想を問われると「あまり（投球の）数は意識してなかった。でも、こんなに（大勢の報道陣に）囲まれることは（中日時代から）なかったので」と苦笑い。それでもブルペン投球後には新庄監督に声をかけられたこともあり「やっぱり生で見ていただくと嬉しい。頑張ってるわけじゃないですけど素直に嬉しかった」と満面の笑みを浮かべた。

日本ハムでは中継ぎの一角を期待されている福谷は「今日は（日本ハムでの）開幕という日なんですけど年々そんな（感じがしなくなっている。変に緊張もしてないですしリラックス出来ていますので。チームが変わっても普段通りやっていきたいです」（福谷）。平常心で新天地でのキャンプを乗り切ることを誓っていた。

また、この日福谷の投球を受けた郡司は「（キャンプ初日から）ちょっと投げ過ぎじゃないですか。ドラゴンズじゃないんですから」とニヤリ。「ドラゴンズは結構キャンプ初日からブルペンで飛ばしていく感じですけど、ファイターズではもうちょっと抑えめにやってもらわないと。年も年ですからね」と冗談交じりに慶大の先輩でもある福谷をイジリ倒した。

ただ、久しぶりに受けた福谷のボールの感触に関しては「やっぱり球は強いですね。懐かしい球筋で。良かったと思います」と高評価。最後は「僕もキャッチャーで売り出していきたいので。ちょうどいいタイミングで（中日から）来て下さったので僕もしっかり売り出していきたいと思います」と不敵な笑みを浮かべ自身にも奮起を促していた。