【カーリング】リベンジに燃えるフォルティウス・吉村紗也香「いい準備をして今この場に立っている」

フォルティウス・吉村紗也香

カーリングの日本選手権（２日開幕、神奈川・横浜ＢＵＮＴＡＩ）を前に、女子のフォルティウスでスキップを務める吉村紗也香は、万全な状態で大一番に挑む。

今大会はミラノコルティナ五輪の出場枠を懸けた重要な一戦。前回の北京五輪は代表決定戦で涙を飲んだだけに、リベンジへの思いはどのチームよりも強い。１日に神奈川・横浜市内で行われた記者会見では「今年はいろんな試合を通して、いい時もあれば、うまくいかないこともあったり、いろんなことを経験してきた。自分自身もチームもすごくいい準備をして今この場に立っている。これまで積み上げてきたものを、この１週間で出し切れるように頑張っていきたい」と力を込めた。

初の首都圏開催となる今大会は、国際大会で多く使用されるアリーナが会場となる。「今回はアリーナアイスでの戦いなので、どういうアイスになるかわからない。そこに対応できる準備はしっかりしてきているので、まずは自分たちに集中することが大事。しっかりその日のアイスを読んで、ショットを１つずつつなげていくことに集中してやっていきたい」と展望を語った。

ミラノコルティナ五輪への道をつなぐには、今大会での優勝が必須条件だ。ＬＳや北海道銀行など多くのライバルがひしめく中での戦いとなるが「本当に簡単に勝てる大会ではなくなってきているのは、私自身すごく実感している。そこに自分がこういうふうに立てている喜びもある」とにっこり。自分たちの力を発揮して、頂点の座を引き寄せる。