元フジ渡邊渚さんが初著出版に感無量 実妹から「憧れのお姉ちゃんだよ」

笑顔の渡邊渚さん（講談社）

１月２９日に自身初となるフォトエッセイ「透明を満たす」（講談社刊）を発売した元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さんが１日、都内で行われた発売記念イベントに出席した。

大好評の一冊はエッセーパートと撮り下ろしのフォトパートで構成されている。これには「ＰＴＳＤだからこれが出来ないとか、写真を撮られることが出来ないと思いたくないし、思われたくもない」という強い気持ちが込められているそうで、「誰でも笑顔になれるという事を写真を通じて感じて欲しい」と力強く語った。

発売早々に「Ａｍａｚｏｎ」のタレント本売れ筋ランキングで一位を獲得した。読者から寄せられた感想の中で特に印象的なものは、「涙がとまらなかった」という言葉だった。「泣かせようと思っているわけではなく、体験した事や思ったことを書き留めただけ」だというが「それを悲しいと感じてくれる読者がいることが分かった時、自身が苦しんできた１年半を皆さんが受け止めてくれたように感じ、救われた気持ちになった」と明かした。

家族もフォトエッセーを手にし、涙を流したという。妹から長文のメッセージをもらったそうで「なぎちゃんの生き方はかっこいい、憧れのお姉ちゃんだよ」と送られた言葉を感謝とともに噛みしめた。

２０２５年の目標は「恐れずになんにでもトライしていくこと、楽しいと思ったことにチャレンジしていくこと」。書籍の発売を経て力強く語った。

渡邊さんはフジアナ時代に「めざましテレビ」などに出演し活躍。２０２３年７月に体調不良で入院したことが発表され、昨年８月に同局を退社した。同年１０月１日に自身のインスタグラムでＰＴＳＤ（心的外傷後ストレス障害）だったことを告白した後、個人で本格的に活動を開始した。