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【カーリング】黒星発進ロコ・ソラーレ 3大会連続の五輪出場へのカギ 藤沢五月「いい収穫がとてもあった」

東スポWEB / 2025年2月3日 5時13分

試合後、ファンに手を振るロコ・ソラーレ(左から藤沢五月、吉田知那美、吉田夕梨花、鈴木夕湖)

巻き返しなるか――。カーリングの日本選手権初日(2日、神奈川・横浜BUNTAI)、女子1次リーグA組は、2022年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)が前回大会準優勝の北海道銀行に5―7で敗れた。今大会で4位以下だった場合は26年ミラノ・コルティナ五輪への道が消滅。崖っぷちの状況下で黒星スタートとなったが、LS戦士に悲壮感はなし。3大会連続の五輪出場へ望みをつなぐためのカギに迫った。

勝利の女神がほほ笑むことはなかった。前半の5エンド(E)を3―4で折り返すと、第6Eに1点をスチールされる苦しい展開。第9E終了時には5―6と1点差に迫ったものの、最後の1点が遠かった。それでもスキップ・藤沢五月は「結果としては負けてしまったけど、内容はそこまで悪くない。初戦にしては、いい収穫がとてもあった」と前向きに振り返った。

今大会は1次リーグで5チームが2組に分かれて総当たり戦を実施。各組上位3チームが2次リーグに進出し、1次リーグの対戦成績を持ち越した2次リーグで1位が決勝へ、2、3位が準決勝に進む。前回大会ではLSが2敗で2次リーグを終えたが、直接対決の結果で準決勝進出を逃した。そのため多くのカーリング関係者が「2敗が一つのデッドライン」と分析している。

ただ、大会は始まったばかり。LSが立て直すチャンスは十分にある。ライバルチームの関係者は「一つひとつのショットなどもそうだが、長丁場の試合の全体を通して、いい時も悪い時も切り替える。うまくいっても、いかなくても『はい、次!』といったような切り替えが大事になる」と指摘。連日のように試合が続くからこそ、一喜一憂せずに戦うことが重要になってくるというわけだ。

今大会は、国際大会で多く使用されるアリーナで試合を実施。アイスの変化が激しい状況下で柔軟な対応が求められる。経験豊富なLS戦士は長い目でプランを練っており、サード・吉田知那美は「負けてしまったことはもちろん悔しいけど、初戦の何よりも大事なことは、勝っても負けてもなるべく多くの情報を取ること。100%勝てるチームはない。結果に動揺せず、どんなパフォーマンスでも最後まで自分たちらしく戦ったチームに、いい結果が巡ってくる」と明るく語った。

3日は休養日で、4日には19年大会覇者の中部電力を下した札幌国際大、さらにチーム大阪と対戦する。セカンド・鈴木夕湖は「どの試合も負けられない試合にはなってくるが、チームとして悪くはない。細かいところを詰めれば絶対にいい試合ができる」と自信を見せた一方で、修正案の詳細については明かさなかった。数々の修羅場を乗り越えてきたLSに、逆襲のスイッチが入ったようだ。

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