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【MLB】第8代コミッショナーのヴィンセント氏死去 賭博オーナー永久追放処分の〝功績〟も

東スポWEB / 2025年2月3日 13時35分

現在のロブ・マンフレッド・コミッショナー(ロイター=USA TODAY Sports)

MLBの8代目コミッショナーを務めたフェイ・ヴィンセント氏が86歳で死去したと、MLB公式サイトなど複数の米メディアが2日(日本時間3日)に報じた。

ヴィンセント氏は1989年4月に副コミッショナーとして球界入り。友人で当時コミッショナーだったバートレット・ジアマッティ氏の急死を受けて、後任として同9月にコミッショナーに就任した。89年にジャイアンツとアスレチックスのベイエリア地区対決となったワールドシリーズ期間中に発生した大地震への対処や、90年には労使交渉が難航しロックアウトも乗り越えた。同年にヤンキースの名物オーナーだった故ジョージ・スタインブレナー氏の賭博行為に対し永久追放処分を毅然と敢行した。

91年にはナ・リーグの拡張を主導してロッキーズとマーリンズを新球団として迎えるエクスパンションのプロセスを決定し、地区再編にも取り組んだ。しかし、MLB公式サイトでは、こうした数々の問題に対処する中で、各球団のオーナーからの支持を失い、94年3月31日まで在任期間が残っていながら、92年9月に開かれた臨時総会でオーナー28人中18人からの「不信任」を受けた。当初、ヴィンセント氏は「法廷闘争に持ち込み、任期を全うする」と意欲を見せていたが、最終的には「球界の利益」のために、不信任を受け入れて辞任することを選択し、同年9月に退任した。

それでも短期間ながらMLBの歴史において、重要な役割を担った一人だったのは間違いない。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは文書で「フェイ・ヴィンセント氏は、MLBが多くの難しい課題に直面した時期に、野球界に多大な貢献を果たした。生涯を通じて野球との関わりを誇りに思っていた。MLBを代表して彼の家族と友人たちに深く哀悼の意を表します」と声明を発表した。

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