【ＭＬＢ】世界一貢献のフラーティがタイガース復帰 大谷翔平ら〝銀河系軍団〟打倒に意欲

ドジャースのジャック・フラーティ（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

ドジャースからＦＡとなっていた先発右腕のジャック・フラーティ投手（２９）が古巣のタイガースと２年総額３５００万ドル（約５４億円）で契約合意に達したと、米スポーツ専門局「ＥＳＰＮ」のジェフ・パッサン記者ら複数の米メディアが２日（日本時間３日）伝えた。１年目終了後にオプトアウトの権利が含まれているという。

フラーティは２０１７年にカージナルスでメジャーデビューを果たすと、その後、オリオールズ、タイガースでプレーし、昨季７月３０日にタイガースからドジャースにトレード移籍。故障者が続出したド軍の先発陣を支え、１０試合に先発して６勝２敗、防御率３・５８と安定した投球を披露した。ポストシーズンでは５試合に登板してチームのワールドシリーズ制覇に貢献。結局、２球団で２８試合に先発し、１３勝７敗、防御率３・１７の成績を残し、シーズン後、ＦＡとなっていた。

米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で生まれ育ち、幼い頃からドジャースファンで、移籍時には故郷でプレーできることを喜んでいたが、先発陣には大谷翔平、山本由伸、タイラー・グラスノー、ダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、ボビー・ミラーのほか、ＦＡでブレイク・スネルやポスティングで佐々木朗希まで獲得。そんなこともあり、今年１月末の米メディアでフラーティは「ロサンゼルスに戻る可能性は低い。計算すれば分かること。他球団に移籍してドジャースを倒せないかどうか、試してみたい」と惜別の言葉を発していた。

タイガースには前田健太投手（３６）が所属しているが、フラーティは再び同僚となり、強すぎる〝銀河系軍団〟を撃破できるか。