【ボートレース】戸敷晃美「子供もテコンドーを…試合を見に行くと自分もやりたいなと」

師匠やプライベートについても語った戸敷晃美

【女子ボートレーサー・インタビュー 戸敷晃美（２８＝福岡）後編】

――師匠・竹井奈美選手の存在は

戸敷 奈美さんは本当に安心できるというか、心強いです。奈美さんのレースを見て、自分もそういうレーススタイルに憧れて、弟子にしてもらったくらいなんです。デビューして半年くらいしてお願いしました。自分が事故が多いので「Ｆだけは気をつけてね」と言われます（笑い）。今は産休中なんですけど、リプレーを見てもらってアドバイスとかはもらいます。自分は弟子はいません。私自身がまだ全然、技量不足なので、弟子を取るのは考えていないですね…。

――地元の福岡３場の印象は

戸敷 福岡３場では若松が一番いいですね。芦屋は好きなんですけど、レースに行くと、そんなに成績が良くないので…。乗りやすくていいんですけどね、あとは成績を残したいです（笑い）。福岡は好きですよ、波がある方が好きですね。福岡のうねりはサーフィンと一緒の感じです。サーフィンはしないですけど…。宮崎の人ってあまりしないんですよね。（笑い）。

――２０２０年９月から２２年２月まで産休

戸敷 復帰に向けて不安はあったけど、練習に行ったら意外と乗れましたね。年末年始が練習がなくて１１月くらいから練習を初めて、５回くらいですかね。感覚とかも大丈夫だなと思いました。辞める選択とかは全然なかったです。そこはボートレースが本当に好きなので。

――子供の存在は

戸敷 今３歳なんですけど、最近ようやくどんな仕事をしているのか分かってきてますね。復帰してすぐの頃は、レースで家を空ける時は連絡も取れないので気になっていたんですけど、今はもう慣れました（笑い）。子供も「いってらっしゃーい」と送ってくれます。家事とレーサーとの両立は大変ではありますけど、旦那さんと周りの環境がいいので、そこは安心して預けてきています。

――趣味、プライベートは

戸敷 出かけるのは好きなので、旅行も行きますよ。去年は実森美祐とかと一緒に屋久島に登りました。１期下だけど、年齢は一緒で仲良くしています。普段は育児、家事をしながら、子供が保育園に行っている間に〝ひとり時間〟をしたりとか（笑い）。子供もテコンドーを始めたので、一緒に付いて行ってチラッと見たりしています。試合とかを見に行くと、自分もやりたいなと思うんですけど、でもさすがに現役の頃の動きはできないなと思います。テコンドーは姉もやっていて、最初はさせられていたんですけど、だんだん成績が取れ出して楽しいなと思って（笑い）。そこもボートレースに生きていると思います。

――今年、そして将来の目標は

戸敷 とりあえず２月のスピードクイーンを頑張りたいですね。もちろんＡ１にもなりたいし、また優勝もしたい。年末のクイーンズクライマックスにも出たいと思っています。将来的には女子王座（レディースチャンピオン）を取れるように頑張ります！