阪神元監督の吉田義男氏が９１歳で死去 １９８５年に球団を初日本一に導く

吉田義男氏

阪神の名遊撃手で監督として１９８５年に球団初の日本一に導いた〝ムッシュ〟こと吉田義男氏が３日午前５時１６分、脳梗塞のため死去した。９１歳だった。

阪神では１年目から遊撃のポジションを不動のものとし、２年目に盗塁王を獲得。機敏な動きから「今牛若丸」と称されると、監督としても計８年指揮を執り、８５年に２１年ぶりのリーグ優勝と球団創設初の日本一を果たした。背番号２３は永久欠番。９２年には野球殿堂入りを果たした。

野球の国際的な普及にも貢献。仏代表監督を務め「ムッシュ」と呼ばれた。虎党が愛した「よっさん」が天国へ旅立った。