【巨人】阿部監督が有言実行の〝巡回監視〟「とにかく俺はみんなを見てるよ」

田中瑛斗（右）と話す阿部監督

もはや〝巡回監督〟だ。巨人は４日で宮崎春季キャンプの第１クールを終えた。

初日の１日が２年連続で雨天に見舞われたとあって、阿部慎之助監督（４５）は「あんまり天候に恵まれなかったので、次のクールは天候に期待します」とボヤきながらも「とにかくケガ人が１人も出ていないのが一番の収穫じゃないかなと思いますね」と総括した。

就任２年目の今季は昨季の優勝メンバーのほかマルティネスや甲斐、田中将らの新戦力を加えて臨む。若手の台頭も不可欠とあって「とにかく俺はみんなを見てるよ。練習してきたかな、とか。体調どうなのかな、とか」と〝監視〟を予告していたが、この日はまさに有言実行となった。

まずはメイン球場のサンマリンスタジアムで練習を見守ると、室内練習場の木の花ドームに移動して投手陣をチェック。田中将や田中瑛らベテランから若手まで幅広く個別指導を行った。さらに、メイン球場に戻って昼食を済ませると、すぐさま木の花ドームに移動して今度は野手陣に目を光らせ、最後はサブ球場で浅野にノックの雨を降らせて慌ただしい１日を終えた。

前日３日には広大な運動公園内にある二軍キャンプ地に出没。ブルペンで２年目左腕・森田らの投球に目を凝らしていた。昨春のキャンプでは俯瞰しながら練習を見守っていたが、今年の動きはまさに神出鬼没だ。

いつ、どこに現れるか分からない〝阿部巡回監督〟。ナインにとっては片時も気を抜けないキャンプとなりそうだ。