日テレ番組で話題！〝オモウマい店〟店主が栃木・佐野市議選に出馬へ 地元活性化訴える

「カフェジェラオカ」の岡達典氏（左）と福本繁幸氏

栃木・佐野市議選（４月６日告示、１３日投開票）に「オモウマい店」（日本テレビ系）やユーチューブなどで話題となっている喫茶店「カフェジェラオカ」のオーナーである岡達典（おか・たつのり）氏（４３）が出馬の意志を固めたことが４日、分かった。

岡氏は佐野市で「カフェジェラオカ」を経営している。日曜祝日限定で、カレーや焼きそば、ちらしずしなどを１００円で提供しているほか、ドリンク３０円の自動販売機、何が出てくるか分からないロッカーガチャなどを設置し、テレビやネットで注目の店となっている。

岡氏はもともと飲食業とイベントプロデュース業に携わり、コロナ禍でイベントスペースを貸し出されなくなった時「それならスペースをつくりましょう」と駐車場に屋外ステージを併設したカフェジェラオカを５年前にオープンさせた。痛車やコスプレのイベント、フードトラックの出展のほか、障害者支援や子ども食堂なども行われており、今では週末に５００人近くが押し寄せる市内屈指の人気スポットとなっている。

政治への道はコロナ禍の時から頭にあったというが、背中を押したのがイベントを通じて、知り合った歌手「織姫＆彦星」の彦星ことレコード会社社長の福本繁幸氏だ。

福本氏は昨年、都知事選や兵庫県知事選に立候補し、今年は栃木や東京、兵庫で政治塾の立ち上げに奔走している。「行政絡みの仕事があったが、もっと効率良くできるのにと疑問に思っていたことがあった。自分が市議になった方が合理的に仕事ができる。福本さんには選挙のノウハウを教えてもらっています」（岡氏）

市議選では「福祉の充実」「子育て支援」「自営業支援策」の三本柱を公約に掲げる予定で、アイデアマンは地元の活性化に貢献したい考えだ。