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【宮崎祐樹連載#56】〝プチブレーク〟中の歌手・木山裕策さんとの出会い 偶然の連続が呼んだご縁

東スポWEB / 2025年2月5日 11時8分

木山は2008年大みそかの紅白歌合戦に初出場

【宮崎祐樹連載 オリのゴリBsを知り過ぎた男(56)】野球の連載コラムであるのですが、今回は芸能関係者とのつながりを少しご紹介させていただきます。その方の名前は歌手の木山裕策さんです。すでにアラフォーだった2007年、テレビのオーディション番組で歌声を披露し08年に「home」でメジャーデビュー。同年の大みそかには第59回NHK紅白歌合戦に初出場という快挙を達成した変わり種のシンガーです。

最近はフジテレビ系の人気番組「千鳥の鬼レンチャン」に出演し、カラオケでいかに楽譜通りに正確に歌い切れるかという企画に挑戦。当然ながらの美声、歌唱力とコミカルな失敗ぶりに人気が集まり“プチブレーク”されてます。モノマネ芸人のMr.シャチホコさんとのコラボも話題になっていました。

なぜ、そんな方と僕がつながったのか。それは、以前にもここで書いた社会人軟式野球チームの監督に就任した経緯とも関係があります。僕が指揮を執るチームは介護福祉業界に携わる3つの会社が母体。そのうちの「株式会社SHINDEN」の中本築代表の行動力が偶然の連続を呼んでご縁につながったんです。

中本代表は同社が運営する障がい福祉施設の利用者さんに喜んでもらおうと、イベントを企画し某大物シンガーをキャスティングしようと思いつきました。普通は周囲に相談して芸能事務所と関係のある誰かを頼ると思うのですが、中本代表はいきなり芸能事務所に電話をかけたそうなんです。

事務所からすればイタズラ電話かもしれませんし、最初は相手にもされなかったそうです。しかし、何度かキャスティングの根拠を説明し、チャレンジしたところ“本命”のシンガーではなく「木山裕策なら空きがあります」との回答を得ました。中本代表はこれも何かのご縁と考え即決。そこから木山さんとの関係が始まりました。

木山さんは基本的にむちゃぶりにもイエスで対応してくれます。条件よりもコンセプトに賛同すれば基本的にイエスの人です。グループホームや障がい福祉施設を訪問して歌ってくれたり、昨年は大阪の公民館でのワンマンライブも実現しました。そのライブでは聴衆の席への誘導やチケットの受付などを、福祉施設の利用者さんらが手伝ってくれていました。終演前には手伝ってくれたスタッフを木山さんがステージ上に呼び込んでフィナーレという本当にアットホームなステージでした。

また、木山さんはデビュー前にがんを患った経験も持っています。04年ごろに甲状腺に悪性腫瘍が見つかり手術を受けました。声帯を傷つけてしまうかもしれないリスクがあるオペで、無事に声を残せたのでアラフォーで歌手デビューに挑んだという背景を持っています。大学時代からバンドでボーカルを担当していたそうですが、他の多くの学生と同じように就職し、そこから何年も後に人生が激変したんです。

がんサバイバーであることは、僕の本業である保険営業マンの仕事とも密接につながります。保険の大切さ、備えの大切さを話してくれる講演も僕の勤務先が入るビルで開催してくれたこともありました。会社の垣根を越えてどなたにでも聞いてもらえる講演会で、大盛況のもと終えることができました。

木山さんご本人は「どうせ『home』しか、皆さん知らないですけどね」と超低姿勢ですが、いつも生歌には感動させられっぱなしです。

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