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渋野日向子〝クラブフリー〟のプラス効果を東尾理子が解説「何も考えないでチェンジできる」

東スポWEB / 2025年2月6日 5時8分

復活が期待される渋野日向子

米女子ゴルフツアー今季第2戦「ファウンダーズ・カップ」(6日開幕、フロリダ州ブラデントンCC)で、本格参戦4年目となる渋野日向子(26=サントリー)やツアールーキーでパリ五輪4位の山下美夢有(23=花王)が2025年初戦を迎える。米ツアー参戦経験を持つ東尾理子(49)が、渋野復活のキーポイントを挙げるとともに、実績十分の〝新人選手〟へ大きな期待を寄せた。

昨季の渋野はシード返り咲きに成功。「全米女子オープン」2位、「全米女子プロ選手権」7位という好調時の爆発力を改めて示した一方で、予選落ち続きだった序盤や体調不良も重なって調子の上がらなかった後半戦が響いて、ポイントランキング60位以内が出場できる最終戦「ツアー選手権」への切符をつかむことができなかった。

そして迎える米4年目のシーズンは、大きな転機を迎えた。プロ入りから一貫して契約メーカーだったピンのクラブを使用していたが、今季からどのメーカーも使用可能なフリーとなった。東尾は「合わないなと思った時に、何も考えないでチェンジできる。いろいろなメーカーを試しながら、自分に合ったクラブを選べるメリットがある」とプラス効果を挙げた。

自ら選んだ14本で、目指すはツアーメンバーとしての初勝利。東尾はパーオン率を重視した。昨季の数字が66・05%で114位だったことを踏まえ「彼女はショットメーカーだと思うので、パーオン率を上げていかないとスコアをつくるのは難しい。ちょっと曲がり始めると、彼女のよさでもある思い切りのいいゴルフができなくなる。だんだん、こぢんまりしたショットになってしまう」と指摘した。

ただ、昨季の1ラウンドの平均パット数は30・13で88位と一昨年より悪化。要改善と言えそうだが「基本的にパッティングはヘタではない」と強調する。その上で「パッティングよりショット。フェアウエーからのパーオン率は121位(73・40%)、ラフからは159位(44・72%)。フェアウエーを外すと、パーオンできないと思うと、ティーショットにプレッシャーがかかる」と改善の重要性を説いた。

ショットを立て直して、高いレベルで安定したゴルフを目指してほしいと願う一方で、東尾は、渋野が持つ〝一発の魅力〟も捨てがたいという。「(調子の)波がない方がいいと思うけど、それがあるのも彼女らしいなとも思えてくる。古江(彩佳=富士通)さんみたいに、ベアトロフィー(米ツアー平均ストローク1位の称号)を狙うような選手ではないかなと」。今季も予測不能な展開で、見る者にサプライズを届けることになるのか。

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