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【カーリング】〝北見パワー〟で頂点へ ロコ・ソラーレの激闘支える「地元企業」

東スポWEB / 2025年2月6日 6時8分

「ロコサイロ」を持つ(左から)吉田知那美、吉田夕梨花、鈴木夕湖、藤沢五月(清月提供)

〝北見パワー〟で頂点へ――。カーリングの日本選手権4日目(5日、横浜BUNTAI)、女子1次リーグA組で2022年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)が、19年大会覇者の中部電力に6―5で勝利した。2日の初戦は北海道銀行に敗れるも、立て直して3連勝を飾った。今大会で4位以下の場合は26年ミラノ・コルティナ五輪への道が消滅するが、土壇場で抜群の勝負強さを発揮。LS戦士たちの激闘は、頼もしい地元企業に支えられている。

序盤から一進一退の攻防が続き、5―5で迎えた最終第10エンド(E)。スキップ・藤沢五月のドローショットがハウス中央に吸い込まれると、ガッツポーズが飛び出した。喜びを爆発させて会場を盛り上げた大黒柱は「ドローがいいなと思っていた。最後も自信を持って投げられた」と声を弾ませた。

2大会連続で五輪の表彰台に立ったLSは、藤沢らが生まれ育った北海道北見市常呂町を拠点に活動。「地域に根ざしたチーム」として、地域とともに歩みを進めてきた。2018年平昌五輪では、ハーフタイム時の「もぐもぐタイム」が話題に。そこで食した北見市の老舗菓子店・清月のチーズケーキ「赤いサイロ」が脚光を浴びた。そこで同社は恩返しの思いを込めて、21年からジュニアの育成を目的とした「赤いサイロカップ」を開催するなど、お互いがさまざまな形で地域貢献を行っている。

直近ではこんなこともあった。藤沢がサッカー女子「WEリーグ」のマイナビ仙台と仙台銘菓「萩の月」によるコラボ企画を把握。すると24年5月に、清月の渡辺主人社長に「地元の銘菓と協力して北見市の魅力を発信したい」と直談判した。渡辺社長は「藤沢さんが企画したことに大きな意味がある。私もそれに応えようといいものをつくろうと思った。地域の中小企業が、地域で頑張っているチームを盛り上げるのは大事なこと」と二つ返事で承諾した。

24年夏にLSのカレンダー制作時に、パッケージ用写真も併せて撮影。選手の写真を包装にあしらった「赤いサイロ」の限定版「ロコサイロ」を1月に販売したところ、多くのLSファンが購入した。渡辺社長は「ネットでもたくさんの注文が来ている。すでに数百件くらいかな。注文した方から『さっちゃん、清月さん、素敵な企画ありがとうございます』というコメントを多くいただいている」と感謝を口にした。

今大会は各チームへのお土産に「ロコサイロ」を手渡し、北見市の銘菓をアピールしている。リード・吉田夕梨花は「私たちの顔が入った特別なやつなので、記念としてお土産用に持ってきた」と満面の笑み。6日から始まる2次リーグを前に、競技内外で圧倒的な存在感を発揮している。

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