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【巨人】阿部監督と伊勢孝夫氏が〝悩める大器〟秋広優人に贈る言葉「ちいと頭を使ってやらんと」

東スポWEB / 2025年2月7日 5時14分

阿部監督も伊勢氏も秋広の〝腹切り打法〟をバッサリ斬り捨てた

巨人・阿部慎之助監督(45)が飛躍を期待してやまないのが高卒5年目の秋広優人内野手(22)だ。宮崎春季キャンプでは誰よりも早く直々に「愛のノック」を敢行したほど。2007年に巨人の一軍打撃コーチ補佐を務めた本紙評論家の伊勢孝夫氏は6日に巨人キャンプ地を電撃訪問。〝悩めるGの大器〟の現在地を旧知の仲である指揮官に直撃した。

【新IDアナライザー・伊勢孝夫】とにかく阿部監督の秋広への期待値はすごかったわ。まあ、愛がある故に厳しいことも言うとったよ。俺からしても、身長が2メートルとあれだけ恵まれた体格でリーチの長さもあるのに、それが打席では全然生かされてるように見えんのよ。

トップを高く構えて上からたたく打ち方をしとる。阿部監督も「あれでは腹切り打法ですわ」と言うとったけど、ホンマそうやわ。俺も阿部監督に「同じくらい上背のある大谷(翔平投手=ドジャース)はあんなバットを振り下ろす、腹切りなんてしてへんのに」と言うたけどね。

一昨季は121試合に出場して打率2割7分3厘、10本塁打、41打点とブレークの兆しを見せながら、昨季は出場26試合にとどまりノーアーチ。就任1年目の阿部監督の期待を大きく裏切る格好となったわけやろ。それなのに打席ではベースから離れた立ち位置のままで、バットの長さを変えたりとか、そういう姿が見られんというんやから、もう少し工夫した方がええのにね。

だから阿部監督も秋広本人に「ちょっとは考えてやれよ!」と言うたみたいやで。

俺が1992年にヤクルトの一軍打撃コーチをしとった時やけど、こんなことがあったわ。メジャーから新外国人としてジャック・ハウエル内野手が入団したけど、球宴前までは日本の野球になじめずに8本塁打とさっぱりで、この年限りとか散々な言われようやったんよ。それが35インチだったバットを1インチ短い34インチにした途端、後半戦は30本と打ちまくって結局、38本で本塁打王と首位打者(打率3割3分1厘)にまでなりよって、ヤクルトの14年ぶり2度目のリーグ優勝に大貢献してくれたわ。

やっぱり結果が出とらんなら、阿部監督も言うとるように、ちいと頭を使ってやらんと、うまならんちゅうこっちゃ。

高卒5年目の秋広にとって、今季はドラフトで大卒組の同年代が入団した年。もう言い訳ができんし、待ったなしや。俺は秋広が才能を開花させられるかどうか、今年が試金石だとみてるよ。いつまでも同じように阿部監督が期待してくれてると思ったら大間違いやで。

(本紙評論家)

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