【広島】現役ドラフト移籍の鈴木健矢 サブマリン右腕の武器は「真っすぐより速い」魔球
東スポWEB / 2025年2月7日 5時14分
新天地でチャンスをつかむことができるか。2024年の現役ドラフトで加入した広島・鈴木健矢投手(27=前日本ハム)が6日、日南キャンプのシート打撃に実戦初登板。打者5人と対峙し、奪三振1を含むパーフェクトに抑え「結果的には、すごくいいものが出せた。一発目の実戦が大事だと思っていたので、すごくホッとしています」とほほを緩めた。
新井貴浩監督(48)も「おもしろいよね。ウチにはいないタイプ。先発でも中(継ぎ)でもいけるので、これからいろいろ考えたい。選択肢はたくさんある」。昨季までの投手陣にはいなかったサブマリンの加入を歓迎した。
この日は直球以外の球種で80キロ台の〝超遅球〟カーブに加え110キロ台のスライダー、120キロ台のシンカーも投じ、最速は122キロだった。実際のところ、この最速の球種は「シンカー」だった可能性さえある。
というのも、本人いわく「真っすぐよりも、シンカーのほうが速かったりする」と直球とシンカーは同じ120キロ台中盤で、酷似する球速になるように意図して操っているという。
どういうことなのか。その答えは現在の球界で希少な下手投げのリリースポイントにある。打者目線で右腕の直球は「下→上」にホップする軌道を描くように打席では見え、一方でシンカーは下から浮き上がる軌道を描いた後、滑るようにして沈む。打者の視覚からすると、120キロ台の2球種は〝高低〟の揺さぶりを意図して「対になる球種」として駆使しているという。
最速150キロ以上の直球を投げる「投手の高速化」が進む球界において、ストレートの最速が120キロ台の投手も珍しい。だが、それ以上に直球のMAXを変化球が上回るのは極めてレアケース。鈴木のシンカーは「真っすぐより速い変化球」として、まさに〝魔球〟的要素を持つ特殊なボールだ。
日本ハム時代から先発・中継ぎと自在にこなしてきた変則右腕は今後、鯉のサブマリンとして新たなリーグで〝新風〟を吹かせるべく腕をぶしている。
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