【ソフトバンク】杉山一樹「運だと思います」 侍ジャパン最終候補入り 大津亮介も選出

杉山一樹（右）と話す井端弘和監督

ソフトバンクの杉山一樹投手（２７）が３月５、６日に京セラドーム大阪にて行われる侍ジャパン強化試合の最終候補に選出され、思いを語った。

学生、社会人と侍ジャパンには無縁だった杉山。プロ７年目にして初めてのトップチーム入りが見えてきた。井端監督は「球の勢い、スピードは球界でもトップクラス。もう一段レベルが上がれば十分、日本の力になってくれる投手」と右腕の持ち味である直球を称した。

昨年はキャリアハイとなる５０試合に登板。１４ホールド、防御率１・６１の好成績が今回の選出につながったが、杉山は「（選出は）運だと思います」と言い切った。「（昨季は）オスナ、松本さん、藤井さんが怪我をした穴埋めでどんどん（登板機会が増えた）。そこの３人がいたら５０試合は投げてないし、日本代表の候補には入っていないと思う」と冷静に分析した。

来年の３月にはＷＢＣが開催される。「実力で（選ばれるように）」。右腕は今季のさらなる飛躍を誓った。

ホークス投手陣では大津亮介投手（２６）も候補に選出。井端監督は「独特なチェンジアップもある。それが海外の選手にどれだけ通用するか楽しみにしたい」と技巧派右腕に期待をかけた。