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れいわ・櫛渕万里氏 農水相に〝令和のコメ騒動〟質問「貧乏人は麦を食えと言ったのは誰?」

東スポWEB / 2025年2月7日 21時3分

質問を行ったれいわ新選組・櫛渕万里共同代表

れいわ新選組・櫛渕万里共同代表は7日に開かれた衆院予算委員会で〝令和のコメ騒動〟について質問を行った。

櫛淵氏はコメ価格の高止まりが続く中、質疑の冒頭で江藤拓農水相に対し「『貧乏人は麦を食え』と言ったのは誰でしたか」と質問。これに江藤氏は「すいません。不勉強で知識がありません」と答えられない一幕からスタートした。

コメの価格が高騰していた1950年12月7日の参院予算委員会では、当時の池田隼人蔵相が「所得に応じて、所得が少ない人は麦を多く食う、所得の多い人はコメを食うような、経済の原則に沿ったほうへ持っていきたいというのが、私の念頭にあります」と発言して物議をかもした。

これを受けて翌日の新聞各紙では「貧乏人は麦を食え」との見出しで報道され、池田氏は辞任に追い込まれたエピソードが残っている。

櫛渕氏は「当時、大蔵大臣だった池田隼人氏の発言が問題になったわけですね。この時もコメの値段が高いことが問題になったんですよ。それなのに食べられない国民を救うのではなくて、経済原理を優先して翌日、(池田)大臣は辞任になりました」と批判した。

その上で「75年たった今も状況は同じ。今週3日の予算委員会でも私は(石破)総理に質問しましたけど、とにかく物価が高い。そして(日本人の)主食であるコメの値段がどんどんと上がっています。政府は減税さえもしない状況。コメの値段は一昨年から上がり始め、昨年4月から急激に高くなったことがわかります。しかも今も続いている。実は麦も高いんですね。麦が高くなっているのでパンも高くなっている」と現状認識を示した。

櫛渕氏は江藤氏に対し「今後、コメの値段はどうなっていくとお考えですか」と質問した。

江藤氏は「だいぶ(質問が)ご通告と違うわけですが、私の知識内でお答えします」として「農林水産省は生産基盤をしっかり守ることにも責任を負っています。農林水産省は安定的に国民に食糧を供給する、価格についてはものはある、基本的に令和2年(2020年)と比較して肥料代が4割、燃料代が3割上がっています。生産現場にしてみれば、ある程度、許容してもらいたい気持ちはある」と現状を説明した。

その上で「しかし、ものがあるのに出てこないということであれば、これは価格政策ということではなく、流通の上での根詰まりを解消するため、今回は初めて備蓄米を買い物条件付きで売り渡す。1年以内に買い戻すという条件付きですが、価格に着目したものではない。流通のスタックしている状態を解消するために決断した」と答弁した。

政府はこの日、備蓄米をできるだけ早く放出する考えを示している。

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