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【オリックス】九里亜蓮 11年ぶりパ大台突破となる「200イニング」へのこだわり

東スポWEB / 2025年2月8日 6時14分

オリックスの一員として初のキャンプを送る九里

近年は誰も達成していないからこそ目指す価値がある。広島からオリックスにFA移籍した九里亜蓮投手(33)が新天地で順調に調整を進めている。

宮崎キャンプ第2クール2日目となった6日には移籍先の新背番号「22」にかけ、ブルペンで222球の投げ込みを披露。圧巻の投球数も、本人は「僕のなかでは普通です」と涼しい顔だ。確かに広島時代もキャンプでは300球以上を投げたこともあり、右腕にしてみればシーズンへ向けた準備にすぎない。

九里にとって「投げ込み」は自らの長所を磨く術。新天地ではとりわけ、これを意識する機会が増えているという。

オリックスには宮城大弥投手(23)や山下舜平大投手(22)など常時150キロを計測する若き先発陣がズラリ。九里は「みんな速いボール投げるし、ブルペンで若い子たちとボールの速さで競い合っても勝てない。じゃあ『僕の強みは何か』を考えたらイニングを投げられること。若い子たちに負けないことを考えたら、僕の場合は〝投げ力〟になると思う」と言い切り、スタミナでアピールを続けている。

昨年末の移籍会見では「年間200イニング」を目標に掲げた。この数字はパ・リーグでは2014年に楽天・則本が達成(202回2/3)して以来、セ・リーグでも18年に菅野(202回=当時巨人、現オリオールズ)が最後となっている。投手の分業制が進んだ近年の球界では、ハードルの高い記録のひとつだ。

これまで九里の年間最高投球回は23年の174回1/3。だが今季からは投手が打席に入らないパに戦いの場を移す。古巣のセ時代は試合の中盤以降、展開によって自らの打席で代打を送られることもあった。それだけに「(攻撃時の自分の)打席でチャンスという理由で『代わる』のがなくなる。1試合、1イニングずつでも多く投げることができれば、変わるかなと。先発で毎試合7、8回までいければ」と〝大台超え〟に意欲を燃やす。

オリックスには2年最大4億円(推定)で入団。FA加入の実力者として「結局イニングを投げることが、僕の一番のストロングポイント」と自らを省みる九里は、パで11年ぶりとなる大台突破で自らの価値を証明する。

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