1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【阪神】20歳・茨木秀俊 長州力ばりの「世代闘争」宣言〝今しかないぞ、俺たちには!〟

東スポWEB / 2025年2月8日 6時14分

同期のライバル・門別啓人(右)らと、同世代の勢力拡大を目指す阪神・茨木秀俊 

阪神・茨木秀俊投手(20)が革命戦士・長州力も真っ青の世代闘争をブチ上げ、投打で主力選手陣が固定化されつつあるチームの現状を打破することを誓った。高卒3年目右腕にとって、藤川新体制が発足したばかりの今シーズンこそが下克上の最大のチャンス。藤川虎のど真ん中に立つのは俺たちの世代だ!

高卒3年目右腕の茨木は、2年連続となる一軍組の宜野座メンバーとして春季キャンプをスタート。だが、宜野座初抜てきとなった昨春は当時「素材としては(2003年沢村賞左腕の)井川より上」とされ、その素材を岡田前監督によって激賞されていたドラフト同期左腕・門別啓人投手(20)の「キャッチボール相手として」という微妙な立ち位置でしかなかった。

とはいえ、ブルペンで連日のようにノビのあるボールを披露したことで「おーん。最初は軽い気持ちやったけど、キャッチボール相手だけではなくなってきたよな」と現オーナー付顧問・岡田御大からの高評価をゲット。だが、直後に行われた紅白戦では2回3失点と結果を残すことができず、無念の二軍組降格という憂き目に遭っていた。

結局、プロ2年目のシーズンは最後まで二軍で過ごすことに…。一軍で何度となくチャンスを与えられてきた門別との〝待遇差〟は、1980年前後に新日本プロレスの次世代エース候補として脚光を浴びていた藤波辰巳(辰爾)と、その後塵を拝し続けてきた長州力の関係を思わせる。だからこそ茨木は「負けたくないという思いがあります」と、最良の盟友にして好敵手である門別へのライバル意識を隠そうとはしない。俺はもう、門別の噛ませ犬じゃないぞ――。

ファーム戦で22試合に登板し、チームトップの7勝を挙げた実績を評価され、自力で宜野座組に戻ってきた今春は1年前と立ち位置が違う。当面の目標は一軍キャンプ完走と実戦で結果を残し、藤川新内閣へ自身の存在をアピールすることだ。

才木、村上、大竹、ビーズリー、西勇、伊藤将ら12球団屈指の戦力がそろう虎先発ローテに割り込むことは容易ではない。だが、良くも悪くも一軍戦力が〝固定化〟されつつある現状を自力で打破しなければ、自分の順番はいつまでたっても回ってこない。今春の宜野座には茨木、門別らと同期同学年の新鋭外野手・井坪や、高卒2年目のプロスペクト遊撃手・山田らも選抜されている。藤川新監督がチームの新陳代謝を意図していることは明白だ。

茨木も「若い世代でチームを盛り上げていきたい」と虎の世代闘争を誓う。井坪! 山田! お前ら噛みつかないのか! 今しかないぞ、俺たちには! かつて87年6月12日の新日本プロレス・両国国技館大会で咆哮した長州のマイクアピールが聞こえてくるようだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください