ケンドー・カシンが援護志願の青木真也と河上隆一をアルコールで返り討ち「これが答えだ！！」

左から青木真也、ケンドー・カシン、河上〝ファイヤー〟隆一

この人たちは一体、何がしたいのか。〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンが、自ら開催したプロレスエクササイズ体験会に顔を見せた〝バカサバイバー〟こと青木真也（４１）とＧＬＥＡＴに反目するユニット「反ＧＬＥモンスターズ」率いる河上〝ファイヤー〟隆一（３６）に塩対応をした。

カシンは７日、東京・六本木の「ＯＲＡＮＧＥ ＧＹＭ ＲＡＴＳ」で社会人向けの「プロレスエクササイズ」の体験会を開催。慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスで非常勤講師として指導していたプログラムを、同ジムの藤井勝久社長からの依頼を受けて社会人向けに修正し参加者に指導を行った。

その中に姿を見せていたのが、青木と河上だ。それぞれ別のルートでカシンに誘われて体験会で鉢合わせ、お互いに「なんでお前がいるんだ…」と絶句させられる事態になった。しかしカシンからは「じゃあ、２人とも始めましょう。あ、それから河上、お前はこのジムに入会しろ」との言葉をかけられてしぶしぶと体験会に参加することになった。

文句を言えばなおさら面倒なことになることを知っている２人は、素直に約１時間の自重トレーニングやミット打ちなどで汗を流す。そして体験会は終了し、解散が命じられた。だが、平日の夜に呼び出されてなんの土産もないまま帰るわけにはいかないのが大人というものだ。先に動いたのは河上だった。ＧＬＥＡＴ２２日の東京・後楽園ホール大会で敵対する「バルク・オーケストラ」と「やんず家」の連合軍とそれぞれのユニットの命運をかけた「解散・コントラ・追放マッチ」を控えている。

これに敗れればＧＬＥＡＴ追放となる河上は、協力関係にあるカシンに「オメエ、２２日、来るのか来ねえのか、どっちなんだよ」と口は悪くも援護射撃を求める。だが、カシンからは「これが答えだ、オラ！！」と消毒用アルコールのスプレーを噴射され、けむならぬ霧に巻かれた。

悪態をつきながらその場を去る河上に視線を送りつつ、続いてカシンに迫ったのが青木だ。格闘技イベント「ＯＮＥ１７２」（３月２３日、さいたまスーパーアリーナ）で戦友でもあるエドゥアルド・フォラヤン（フィリピン）との４度目の対戦を控えている。青木は「先輩、３月２３日の試合でセコンドについて下さい！」と声をしゃがれさせた。

賢明な読者の皆様はおわかりだろう。その予想通り、カシンからは「これが答えだ、オラ！！！」と消毒用アルコールのスプレーを噴射され、けむならぬ霧に巻かれてしまう。これを受けて青木は「なんでだよ！ おかしいだろ！」とメガネを拭きながら自転車で走り去った。

結局何がなんだかわからないが、カシンはこのプロレスエクササイズを広げたいという。そして自治体などとも協力し、全国の健康のために働いていきたいとのことだ。