【中日】石川昂弥が紅白戦で豪快アーチ「いいポイントで強く振れた」

取材に手応えを語る石川昂弥

中日・石川昂弥内野手（２３）が８日、紅白戦で豪快な一発を披露した。３回無死一塁の第２打席に育成右腕・菊田の直球を振り抜くと打球は左翼席の防球ネットにズドン。「いいポイントで強く振れたのでよかったです」と自画自賛の紅白戦第１号となった。

第１打席は犠飛、第３打席も適時打を放つなどこの日は４打点。「松中打撃コーチに〝タイミングを早く〟と第１クールから言われていた。最初はなかなかわからなかったんですけどやっていくうちにいい感触があった。それが結果として表れたのでいい自信になりました」とキャンプで行っている練習に手応えをつかんでいる。

４番候補と期待されながら昨年は８２試合の出場にとどまり、打率２割７分２厘、４本塁打、２５打点と物足りない数字に終わった。「あれだけの体格があってパワーを生かせてない。秋から〝殻を破れ〟〝大胆に〟〝荒々しさを出して〟と言ってきた。それができてくればあいつの中で変わってくるのかな」と井上監督は期待している。

「ホームランが出たこともよかったですし、自分の中の感覚もいい。キャンプ終わるまでしっかりやりたい」。石川昂が覚醒すれば中日の得点力は大きくアップしそうだ。