【カーリング】北海道銀行 ロコ・ソラーレ下し日本一王手…準Ｖから１年「私たちの時代にしていきたい」

北海道銀行の(前列左から)中島未琴、山本冴、仁平美来、田畑百葉

カーリング女子で急成長中の北海道銀行がリベンジ宣言だ。

８日に行われた日本選手権（神奈川・横浜ＢＵＮＴＡＩ）の準決勝では、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ（ＬＳ）と対戦。２―２の第３エンド（Ｅ）にＬＳのスキップを担う藤沢五月の最終投でミスが出ると、きっちり４点を奪取してリードを広げる。

第５Ｅには２点をスチールされたが、悪い流れを引きずることはなかった。第８Ｅには３点をスチールして勝負あり。１１―５で勝利を収めた。サードでスキップの仁平美来は「正直、本当にホッとしたのが一番の気持ち」と笑みを浮かべた。

前回大会は決勝でＳＣ軽井沢クラブに敗戦。リード・中島未琴は悔しさを忘れないために、トレーニングルームに写真を収めたパネルを設置したという。他選手も決勝の悔しさは忘れておらず、仁平は「まだ実力不足だったなと思った」と当時を回想。今季はストーンマネジメントに重点を置き、約３か月間のカナダ遠征などで強化を図ってきた結果、世界ランキングを１ケタにまで上げてきた。

決勝ではフォルティウスと対戦。勝ったチームが９月のミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦にコマを進める。フォース・田畑百葉は「私たちの時代にしていきたい」と宣言。日本一で世界への扉を切り開くことはできるか。