ドジャース指揮官が契約延長交渉開始 ロバーツ監督「試合に勝つことに集中」

デーブ・ロバーツ監督

大谷翔平投手（３０）を率いるドジャースのデーブ・ロバーツ監督（５２）が８日（日本時間９日）、契約延長交渉が開始されたことを明かした。

ポッドキャスト番組「ベースボール・トゥナイト」に出演したロバーツ監督はＥＳＰＮのバスター・オルニー記者から契約終了が近づいていることについて聞かれ、「まだ話し合いを始めたばかりだ」と明かした。

続けて「私としては、希望を持っているが、試合に勝つことに集中している。監督としてさらに成長し、開幕戦に向けて選手たちを準備させ、この素晴らしいシーズンを再び優勝に導くことに集中したい」とスプリングキャンプ開始目前とあって、２年連続世界一に向け力を込めた。

今季が３年契約の最終年となるロバーツ監督にド軍のゴメスＧＭは「デーブをここに残したい。彼は素晴らしい活躍をしている」と高く評価。契約延長は確実視されている。指揮官は「うまくいけば、すべては自然にうまくいくでしょう。重要なのは価値であり、私はこの組織が大好きですが、そうですね、自分の価値を絶対に感じたいのです」と希望を述べた。

ロバーツ監督はドジャース初年度の２０１６年にナ・リーグ最優秀監督に選ばれた。ワールドシリーズで２度優勝すると２０２４年には全米野球記者協会の最優秀監督に選ばれている。

沖縄県那覇市生まれで、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に進学。選手としてはドジャースのライバルであるサンディエゴ・パドレスとサンフランシスコ・ジャイアンツの一員としてプレーし、キャリアを終えた。

ロバーツ監督の現在の年俸は３２５万ドル（約４億９０７５万円）。メジャー監督最高年俸のカブスのカウンセル監督の８００万ドル（約１２億８００万円）超えとなるか注目だ。