【カーリング】男子ロコをお姉さんロコが観戦 本橋麻里さんが明かす狙い「負けの後に…」

男子チームの準優勝を見届けた女子ロコソラーレの吉田知那美（上段中央左）、藤澤五月（上段中央）、鈴木夕湖（中段右から２番目）、リンドコーチ（中段右）、松澤弥子（下段左）

一般社団法人のロコ・ソラーレ（ＬＳ）で代表理事を務める本橋麻里さんは、お姉さんたちにエールを送った。

９日に行われたカーリング日本選手権（神奈川・横浜ＢＵＮＴＡＩ）の男子決勝ではＬＳがＳＣ軽井沢クラブに５―７で敗れて準優勝。５―６の最終第１０エンド（Ｅ）はメジャー計測となったが、ナンバー１の石を奪うことができなかった。コーチ席で試合を見守った本橋さんは「私より選手の方が悔しい。ＳＣさんは粘り強いとわかっていたので、最後までみんなで頑張ろうという話はしていた」と目を潤ませた。

この日は８日の女子準決勝で北海道銀行に敗れたＬＳの選手たちがスタンドから声援を送った。本橋さんは「この試合はさっちゃん（藤沢五月）たちに見てほしくて、みんな会場に来てくれた。ＬＳ全体として（妹分の）ステラの（松沢）弥子も（ＬＳのフィフスとして）いるし、常に勝ちを目指してみんな準備してきて努力しているけど負ける時もある。その負けの後にどういうふうにみんなで立ち上がっていくかを今季はやっていきたい」と狙いを説明した。

女子のＬＳは今大会で３位に入り、ミラノ・コルティナ五輪日本代表候補決定戦への進出を決めている。「やっぱりお姉さん方が会場で見ていてくれたのはすごい大きい。まだチャンスがある。お姉さん方も上げていけるなと思った」と本橋さん。弟の悔しさはお姉さんが必ず晴らしてみせる。