大相撲トーナメント 主催・フジテレビは放送中止も賞金は例年通り 総額１１３２万円

大相撲トーナメントで綱締めを実演する豊昇龍

「日本大相撲トーナメント 第４９回大会」が９日、東京・両国国技館で開催された。

大会を主催するフジテレビは元タレントの中居正広氏と女性のトラブルを巡る問題の影響で１月に放送の取りやめを決定。一方で、力士への賞金（幕内優勝２５０万円、十両優勝５０万円など総額１１３２万円）は例年通りで実施された。

十両トーナメントでは、竜電（高田川）が決勝巴（ともえ）戦で大翔鵬（追手風）、英乃海（木瀬）に連勝して初優勝を果たした。

十両のＶ賞金５０万円などを獲得した竜電は「初めて勝てて、うれしい。よかったです」と笑顔。幕内復帰が有力視される春場所（３月９日初日、大阪府立体育会館）へ向けて「来場所につなげられたら。しっかり自分の粘っこい相撲を取って勝てるように稽古していきたい」と意気込んだ。