ＧＡＣＫＴ 笑福亭鶴瓶〝再起用〟のスシロー評価も「本質的に解決したわけではない」

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歌手のＧＡＣＫＴが９日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。元タレントの中居正広氏やフジテレビをめぐる問題に関して、一時ＣＭ休止となっていた笑福亭鶴瓶に言及した。

鶴瓶は中居氏の女性トラブルの約１か月前、中居氏の自宅で行われたバーベキューに参加していたと報じられた。この場には中居氏とトラブルとなったＸ子さんらも出席していたという。これを受けて、鶴瓶がＣＭキャラクターを務めている大手回転ずしチェーン「スシロー」の公式サイトから写真が先月末に削除された。ただこれには賛否両論があり、スシローは謝罪した上で今月６日に広告再開を発表した。

かねてスシローの〝対応〟に疑問の声を上げていたＧＡＣＫＴとあって、６日の発表には「スシローがまともな判断を下したのは良かった」としつつ「この問題は本質的に解決したわけではない。そもそも、その場に居合わせただけで批判されるのなら、広告に関わる人間は『他人との付き合いをやめろ』ということになる。こんな風潮が広がれば、社会全体が萎縮し、本来あるべきコミュニケーションすら成り立たなくなる」と改めて指摘。「曖昧なモラルがルール化され、それが当たり前になっていく。それは本当に正しいことなのか？」と訴えた。

また「上司が部下を食事に誘うだけで問題視される」「潜在的に問題があるとされる人物と関わっただけでバッシング」といった事例を〝異常な流れ〟と表現し「日本に蔓延する足の引っ張り合いと、拡張され過ぎたモラル。完璧な人間などいないのに、社会全体が完璧を求め、不完全さを許さない」と昨今の社会に私見を示している。