羽生結弦「全魂を込めて滑らせていただいた」 単独公演千秋楽で涙…次回構想は「ゼロです」
東スポWEB / 2025年2月10日 6時8分
フィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たした羽生結弦(30)が制作・指揮する単独公演「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd 〝Echoes of Life〟 TOUR」の千葉公演(ららアリーナ東京ベイ)が9日に千秋楽を迎えた。会場に詰め掛けた8300人の観衆を魅了したカリスマスケーターの〝信念〟は今も昔も変わらない。
その目には感動の涙が浮かんでいた。2018年平昌五輪のショートプログラム(SP)で演じた「バラード第1番」では、キレ味抜群の4回転サルコーなどを披露。「命」をテーマとした15曲(アンコール含む)の演目を終えると、大歓声が沸き起こった。全日程を無事完走した羽生は「全魂を込めて滑らせていただいた。この物語がみなさんの中で生きるきっかけになってくれたらうれしい」と万感の表情を見せた。
物語は羽生が自ら台本を執筆。日々の練習と並行して、頭をフル回転させて考え抜いた作品だ。心技体の全てをささげたからこそ、新たな気づきを得たという。
「未来なんて、やっぱ誰も分からない。一番自分の心の中にツアーを滑りながら残ったもの。それは(2022年)北京五輪もそうだが、どんなに努力しても報われないなと思うこともある。どんなに一日一善をして、どんなにいいことを繰り返していたとしても、不幸なことが起こってしまう」
北京五輪ではフリーの前日に右足首を捻挫したが、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の挑戦を決断。国際スケート連盟(ISU)公認大会で初めて「4A」が認定されたものの、惜しくも転倒した。修行僧のような生活でスケートに向き合っても、必ずしも花が咲くわけではないことはよくわかっている。
次なるアイスストーリーの構想は「ないです、ゼロです」と語るが、それでも進むべき道は決まっている。「簡単に『こんな生きざま』とは言えないけど、とりあえず、自分の心と自分の正義を信じて、真っすぐ進んでいきたい」。その目に一切の迷いはない。
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