「大谷翔平が世界最高」である理由 エンゼルス前監督ネビン氏が驚愕した“午後７時のベッドイン”

大谷翔平が世界最高である理由が判明？

ドジャースの大谷翔平投手（３０）は９日（日本時間１０日）にアリゾナ州グレンデールの球団施設を真美子夫人、愛犬デコピンと訪れたが、練習はしなかった。その大谷の仰天睡眠エピソードをエンゼルス前監督で今季からホワイトソックスの選手育成部門でスペシャルアシスタント職に就いたフィル・ネビン氏が明かした。

米ポッドキャスト「イズ・ジス・ア・グレート・ゲーム・オア・ウァット？」に出演したネビン氏は番組内で「大谷を監督するのはどんな感じだったか？」と聞かれ、「大谷翔平ほど準備し、体のケアをしている選手を見たことがない。先を見据えて準備するんだ」と２年前（２０２３年４月１７日）のボストンでのレッドソックス戦を例に挙げた。

「その試合の１週間半か２週間前だったかな。彼を呼び出し、この日は朝１１時（１０分）の試合だけど１日ずらしてニューヨークの試合で投げるようにもできると伝える」と想像もしない答えが返ってきた。

「彼はカレンダーを見て、『いや、日曜に午後１時の試合があるから、僕は午後７時に寝られるから大丈夫。午前１１時の試合で投げられるよ』と」

ネビン氏は「午後７時にベッドに入るのか」と驚いたという。

「皆さんはどうか分からないけど、私はベッドに入ったからって簡単にすぐは眠れない。だが、彼は横になって目をつぶるとまるで機械のように眠りしっかり休息を取り、所定の時間に合わせて目を覚ますのだ。彼はあの試合の１週間半前から準備を始めていたんだよ」

ネビン氏は大谷をこう評した。「朝起きてから寝るまで、彼は世界一の選手になるよう過ごしている。私は彼のような人は二度と見ることができないと思う。何年もそんな話をしてきたが、私はそれを本当に信じている。彼は本当に優秀で、才能に恵まれているが、彼が最高である理由は人々が目にすることのない舞台裏での彼の努力と、彼の勝ちたくてたまらない気持ち」

それだけに昨年のワールドシリーズ制覇はうれしかったという。「彼のあの表情は、僕にも喜びをもたらしてくれた。ショウヘイがドジャースに与えた影響を見られたのは貴重な経験だった。彼は本当に勝ちたくてたまらないからね」。称賛が止まらなかった。