トランプ大統領 ともにスーパーボウル生観戦のテイラー・スウィフトくさすも…自身にもブーイングか

スーパーボウルを現地観戦したドナルド・トランプ大統領（ロイター）

９日（日本時間１０日午前）に開催されたアメリカンフットボールの米頂上決戦・スーパーボウルを現地ニューオーリンズで観戦したドナルド・トランプ大統領が、因縁の歌手テイラー・スウィフトをくさした。

トランプ氏はＳＮＳ・トゥルース・ソーシャルに「スーパーボウルでテイラー・スウィフトがブーイングを浴びたのに対し、トランプは大規模な喝采で迎えられた。世界は回復しつつある」というＸ（旧ツイッター）への他者投稿を転載した。このＸアカウントは極右で反ＬＧＢＴの傾向があると言われる。

トランプ氏とテイラーといえば、昨秋の大統領選でテイラーが同氏を支持するという虚偽ＳＮＳ投稿を自ら転載し、後にテイラーがカマラ・ハリス副大統領（当時）支持を公表した因縁がある。それ以前にも、大統領選を意識してか、トランプ氏がテイラーをけん制するかのようなＳＮＳ投稿をしたことも。

そんな２人が、チーフスとイーグルスが米プロフットボールリーグＮＦＬの年間王者を決めるスーパーボウルの会場・ニューオーリンズのスーパードームを訪れた。テイラーがチーフスのタイトエンド、トラビス・ケルシーと交際し、試合をたびたび生観戦しているのは広く知られる。そして今回、トランプ氏は現職大統領初の生観戦。会場には娘のイバンカ氏、義理の娘で共和党全国委員会の前共同委員長、ララ・トランプ氏の姿も見られた。

トランプ氏は拍手が湧く観客席に立つ自身の動画も添えているが、一方でスポーツメディア「ＴＨＥ ＳＰＵＮ」のウェブ記事は伝聞として「トランプ氏は観衆からかなり激しくブーイングを受けた」と伝えた。トランプ氏へも「歓迎」ばかりではなかったようだ。

試合は４０―２２でイーグルスが勝ち、チーフスは史上初の大会３連覇を逃した。