【巨人】２年目・又木鉄平 同期・西舘勇陽とともに初紅白戦で先発「しっかり３人で抑えたい」

順調な仕上がりぶりで、紅白戦の先発を任される巨人・又木鉄平

巨人の今季初実戦は、プロ２年目の若武者同士の投げ合いとなった。１１日、巨人は初の実戦となる紅白戦を行う。紅組先発は又木鉄平投手（２５）、白組先発は西舘勇陽投手（２２）に決まった。

今年初の実戦登板となる又木は「１イニングなんで、やってきたことをやるだけ。しっかり３人で抑えたいなと思います」と語った上で「いろんなピッチャーがいる中で、先発として選択してくれたこともありがたいことですし、しっかり緊張もした中で、いつも通りやりたいなと思います」と首脳陣に感謝しつつ、意気込んだ。

左腕は８日にはシート打撃に初登板。打者８人と対戦し、無安打２四球の結果を残した。「新しいことにも挑戦しつつ、監督からもクイックを求められてるんで。まだまだバラツキがあるので、これからですけど。もっともっと実戦を踏まえて、キャッチャーの方と意見交換しながらやっていきたい」と紅白戦に向け、決意を固めた。

阿部監督も又木の名前を挙げつつ「みんなよかったんじゃないかなと思います。こっちがなんかいろいろ迷っちゃうなって」とうれしい悲鳴をあげていた。その上で「紅白戦も入ってきますし、そこでアピールしあってほしいなと思います」と期待を寄せた。

又木は１年目の昨季は登板３試合に終わり、防御率６・１０、０勝１敗と歯がゆい結果に。悔しさを胸に昨オフからプエルトリコ・ウインターリーグでの約７週間にも及ぶ〝武者修行〟に臨み、７試合に登板、防御率１・７２、１勝０敗、１ホールドをマークした。

指揮官からも高評価を受けた背番号４６。「ありがたいことですけど、とにかく求められてることは高いと思うので、活躍するためには何が必要かを考えて、自分と真摯（しんし）に向き合っていきたいと思います」とさらなる高みを目指し、アピールしていくことを誓った。