下ネタ厳禁の浅井企画で「どぶろっく」が許されたワケ 関根勤「芸術に昇華している」

どぶろっく

老舗芸能プロ「浅井企画」所属タレントたちが１１日、生バラエティー番組「ぽかぽか」（フジテレビ系）にゲスト出演。暗黙のルールで浅井は下ネタ禁止だと明かした。

関根勤は「（大御所の）萩本欽一さんが『下ネタはダメだ』って言うんだよ。で、先代の社長（創業者で２０１８年に８３歳で他界した浅井良二氏）が『ダメ』だって。で、（下ネタは）怒られるわけですよ」と解説。

大変だったのが、下ネタ中心の歌ネタが売りのお笑いコンビ「どぶろっく」がブレークしたときだ。「アレはどこの事務所なんだ？」といぶかる浅井前社長に、周囲は「いや、ウチじゃない」とごまかした。飯尾和樹によると、苦し紛れに出たマネジャーの答えは「ち、近く（の事務所）ですかねぇ」だったそう。

だが関根によれば、浅井前社長は「なんとなく『どぶろっく、ウチじゃないか？』って感じて…。で、『どぶろっく、そう（浅井所属）なのか？』って…」心配していたという。

お笑いコンビ「流れ星☆」のちゅうえいによると「ウチの相方のたきうえが昔、格好が革ジャンでウォレットチェーンをジャラジャラつけて、ロックな格好してたから、（浅井前）社長が多分それでずれて、ウチの相方のことを個人的に『どぶろっく君』て呼んでた。『流れ星☆』はちゅうえい君とどぶろっく君（という認識だった）」。

飯尾いわく、浅井前社長は「流れ星☆」が下ネタをやってないから、そこでちょっと安心。関根は「でもまぁ（キングオブコントなどで）チャンピオンになったし売れたんで、（浅井前）社長ももう（認めた）。要するに、ただの下ネタじゃないじゃない。もう芸術に昇華してる。すごいもん歌唱力とか」と、どぶろっくを絶賛した。

その下ネタには下品さ、いやらしさがなく、浅井前社長には「保健体育の（性教育）授業に見えてるのよ」と、飯尾は指摘していた。

浅井所属タレントの中で〝推し〟はどぶろっくだと告白したのは、曜日レギュラーの声優・花澤香菜。「明るく言えちゃう感じが」好きなんだそう。同じく曜日レギュラーのブラマヨ小杉竜一から「どういうネタが好きなの？」と聞かれ、花澤は「やっぱりアレですね」と苦笑。小杉は司会のハライチ澤部佑から「今の（質問は）セクハラですね」とツッコまれていた。